えっ、これも仏教語!?(39) 【しゅっせ】出世

原意は、読んで字のごとく、「世に出る」つまり、仏が衆生救済のために、この世界に出現することを意味します。

また、世間や世俗から離れた清らかな仏道を「出世間(しゅっせけん)」と言い、その世界を目指す、もしくはそこにいる僧侶のことを出世者と呼びます。「出世間」や「出世者」が略されて「出世」といわれるようになりました。

さらに、公卿(くぎょう)の子弟の出家した者をさし、彼らは昇進が早いため、僧の高い位官に昇ることを出世というようになり、そこから転じて、一般に立身栄達(りっしんえいだつ)を遂げることに意味が広がっていきました。