えっ、これも仏教語!?(34) 【ぐち】愚痴

仏教では、煩悩(ぼんのう)中でも貪欲(とんよく)、瞋恚(しんに)、愚痴(ぐち)の三つを最も克服すべきものとして「三毒(さんどく)」といいます。

この中で、愚痴は「仏の智慧(ちえ)に暗く、物事の真実の道理を知らない」という意味で、「痴」は嫉(ねた)みや恨みの心を表します。語源はインドの古語であるサンスクリット語の「モーハ」だとされています。

「愚痴をこぼす」などと使われますが、これは物事の道理を知らず、自身の無知や迷っている状態を自ら表していると言えるでしょう。