えっ、これも仏教語!?(17) 【だいじょうぶ】大丈夫

現在では、主に「間違いがないさま」を表す形容動詞や「たしかに」という意味の副詞として使われますが、元は「偉大な人」を指し、「菩薩」を意味する名詞としても用いられました。

「身の丈(たけ)」という言葉があるように、「丈」は元々、長さの単位を表す言葉で、「丈夫(じょうふ)」とは立派な男子のこと。そこから学識や人徳の備わった人を指すようになり、さらに、程度がはなはだしい、優れているといった接頭語の「大」が付き、インドから仏教が伝わる中で「菩薩」を表す言葉にもなっていったのです。

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