比叡山延暦寺の水尾執行が来会 熊野理事長と懇談
天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の水尾寂芳執行が1月25日、小鴨覚俊総務部長(副執行)らと共に東京・杉並区の立正佼成会本部を訪れ、事務庁舎応接室で熊野隆規理事長と懇談した。和田惠久巳総務部長、佐原透修総務部次長(渉外グループ)が同席した。
バチカンから見た世界(146) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(5)―「2国家共存」を拒否するイスラエル―
「47NEWS」は1月19日、イスラエルのネタニヤフ首相が18日の記者会見で、「バイデン米政権が求めるパレスチナ国家樹立による『2国家共存』を拒否する考えを改めて表明した。米側にも伝達したと述べた」という共同通信の記事を掲載した。さらに、「ヨルダン川西岸の全域について、将来的に『イスラエルが治安を管理する必要がある』とし、西岸のパレスチナ自治区への関与も強める意向を示した」と報じた。
ウクライナが「忘れられた戦争」とならないように――教皇の警鐘(海外通信・バチカン支局)
ロシア軍は昨年12月29日、ウクライナのキーウ、ハルキウ、リヴィウ、ドニプロ、オデーサ、ザポリージャなど主要都市を標的に大規模なミサイル攻撃を実行した。ウクライナ側には、約30人の死者が出た。
大聖堂で「御親教」式典 庭野会長が『畏敬』の大切さを説示(動画あり)
年頭にあたり、庭野日鑛会長の法話を通して一年の修行精進を誓う立正佼成会の「御親教」式典が1月7日、大聖堂(東京・杉並区)で行われた。法話の中で庭野会長は、今年の書き初めで新たに揮毫(きごう)した『畏敬』について触れ、「私たちは、地球や太陽のおかげさまで今生かされている」と受けとめることが大切と説いた。大聖堂には、全国から会員約1100人が参集。式典の様子はインターネットで会員向けにライブ配信された。
『能登半島地震の犠牲者を悼む教皇』など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
能登半島地震の犠牲者を悼む教皇
元日に発生した能登半島地震に関する悲報を受けたローマ教皇フランシスコは1月2日、「石川県などを襲った地震による人命の損失と被害を深く悲しみ、被災した人々に心からの連帯と霊的な寄り添いを表明する」というメッセージを、バチカン国務省長官のピエトロ・パロリン枢機卿を通して公表した。
スイスで開催された集いで諸宗教指導者が難民支援を誓約(海外通信・バチカン支局)
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、世界教会協議会(WCC)、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)は12月12日、UNHCRがスイス・ジュネーブで開催した「第2回グローバル難民フォーラム」(GRF、13~15日)のサイドイベント(付帯行事)として、WCC本部エキュメニカル・センターで、『難民との連帯における気候平和のために一致する諸宗教指導者』と題する集いを開いた。世界各国から、キリスト教を中心に、バハイ教、仏教、ヒンドゥー教、イスラーム、ユダヤ教、シーク教の指導者たちが参集。立正佼成会から、杉野恭一学林学長(元WCRP/RfP国際委員会副事務総長)が参加した。
『ローマ教皇がCOP28への参加を断念』など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇がCOP28への参加を断念
ローマ教皇フランシスコはこのところ、呼吸器感染症からくる呼吸困難を訴え、一部の業務を延期、中止していた。11月25日にはローマ市内のカトリック総合病院「ジェメッリ」に赴き、検診を受けたが、肺炎の可能性は否定された。
バチカンから見た世界(144) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(3)―イスラエルのユダヤ人国家宣言―
バチカンは、中東紛争の「唯一可能な解決策としての2国家原則」を主張し、すでにパレスチナを国家として承認している。主要7カ国(G7)も11月8日、東京での外相会議で、「イスラエルとパレスチナが共存する『2民族2国家解決策』が平和につながる唯一の道だという立場を共有した」(8日現在、共同通信社=47NEWS)。
「クリスマスはパレスチナ紛争の犠牲者に哀悼を――ヨルダンのキリスト教指導者」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
クリスマスはパレスチナ紛争の犠牲者に哀悼を――ヨルダンのキリスト教指導者
ヨルダンの「キリスト教指導者評議会」は11月2日、「ガザ地区とパレスチナ全土で亡くなった無実の人々の犠牲と流血に対する哀悼を表明」するため、現在のパレスチナ自治区ベツレヘムで生まれたキリストの降誕祭(クリスマス)に際する全ての祝賀行事を中止し、祈りと教会行事に限定するよう信徒たちに呼びかけた。
「教皇がCOP28に参加」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
教皇がCOP28に参加
ローマ教皇フランシスコは11月1日、イタリア国営テレビ(RAI)が放映したインタビュー番組の中で、「12月1日から3日までアラブ首長国連邦(UAE)を訪問し、『第28回国連気候変動枠組み条約締約国会議』(COP28)に参加する意向」を表明していた。バチカン報道官のマテオ・ブルーニ氏は3日、「教皇は、UAEのシェイク・ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領から招待を受け、COP28に参加するため1日から3日までドバイを訪問する」と正式に公表した。