核の軍事使用は犯罪――教皇(海外通信・バチカン支局)
9月26日は、今年で9回目を迎えた「核兵器の全面的廃絶のための国際デー」にあたる。だが、ロシア安全保障会議のドミトリー・メドベージェフ副議長は同日、「ロシアは、必要ならば、核ドクトリン(理念)に沿って核兵器を使用する権利を有する」と発言した。
「ミンダナオ島で『シルシラ対話運動』が活動再開」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
ミンダナオ島で「シルシラ対話運動」が活動再開
第二次世界大戦中に旧日本軍によって侵攻され、戦争末期には兵士だけでなく、日系人を含む数万人が犠牲となったフィリピン南部ミンダナオ島。住民の大半がムスリム(イスラーム教徒)の島だったが、戦後、人口が過密な同国中北部からカトリック信徒を中心とする大勢の移民が入植し、社会の主導権を奪われたムスリムの怒りが爆発した。
新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(53)
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、家族やサンガ(教えの仲間)たちと心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、横須賀教会青年婦人部員です。
バチカンから見た世界(122) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
世界を分断するウクライナ侵攻
英国のボリス・ジョンソン首相とイタリアのマリオ・ドラギ首相が相次いで辞職したのは、今年7月のことだった。両指導者は、ロシアによるウクライナ侵攻を強い口調で糾弾し、武器供給を含めたウクライナへの支援を提唱してきた。
自身を卑下し謝罪する教皇は強い勇気と謙遜の主――先住民指導者(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇フランシスコは7月25日、カナダ先住民との癒やしと和解に向けた「悔い改めの巡礼」でカナダ西部マスクワシスを訪れ、同国連邦政府による同化政策に協力した寄宿学校の跡地であり、犠牲となった多くの先住民の子供たちの墓地がある「熊の丘」で、カナダ先住民に何度も「許し」を願った。
大慧會教団の石倉会長が来会 庭野会長と懇談 新宗連理事長就任のあいさつに
立正佼成会の庭野日鑛会長は7月13日、今年6月に新日本宗教団体連合会(新宗連)の新理事長に就任した大慧會教団の石倉寿一会長の来訪を受け、法輪閣(東京・杉並区)で懇談した。新宗連の大滝晃史事務局長が同行し、國富敬二理事長、佐原透修総務部次長(渉外グループ)が同席した。
「悔い改めのカナダ巡礼」に向かう教皇(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇フランシスコは7月24日から30日まで、カナダを訪問する予定になっている。同国では1831年から1996年まで、15万人を超える先住民の子供たちを強制的に家族から引き離し、寄宿学校での生活を通して西洋文明に同化させる政策が実施され、多くの寄宿学校がカトリック修道会に委託されていた。
新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(51)
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、家族やサンガ(教えの仲間)たちと心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、館山教会支部長です。
イラク南部の古代都市ウルで、諸宗教対話センターの建設始まる(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇フランシスコは昨年3月、中東3大宗教(ユダヤ教、キリスト教、イスラーム)に共通する祖師・アブラハムの生誕地とされるイラク南部のウルを訪問し、紀元前21世紀頃に栄えた古代都市の遺跡を望む場所で行われた「イラク諸宗教者の集い」に出席した。
ロシアのムフティ長がウクライナ戦争を正当化(海外通信・バチカン支局)
ロシアのイスラーム指導者であるタルガト・タジュディン・ムフティ長はこのほど、「ウクライナ戦争は、私たちの近くにいる(ウクライナ人の)ファシスト(右翼全体主義者)や寄生者が誰一人としていなくなるまで、継続されていかなければならない。彼らを駆除するためには、(伝染病の)ペストのように除虫剤だけでは不十分で、神が伝染病から私たちを解放してくださるように祈らなければならない」と発言し、ロシア軍によるウクライナ侵攻をイスラームの名によって正当化した。ローマ教皇庁外国宣教会(PIME)の国際通信社「アジアニュース」が7月11日に報じた。