それでいいんだよ わたしも、あなたも(6) 文・小倉広(経営コンサルタント)
変わるのに20年かかるか? 1カ月で変われるか?
私は年間に100回程度、講演や企業研修で話をする機会があります。そこで、必ずと言っていいほどされる質問が、「人は変われますか? 変わるのにどれくらい時間がかかるでしょうか?」というものです。
えっ、これも仏教語!?(14) 【ばか】馬鹿
「馬と鹿を間違うような愚か者」というこじつけの語源説もあるようですが、実はサンスクリット語のモハ(無知、迷いの意味)の音写です。仏教辞典では「馬鹿」は、愚かの意味だと説明されています。
【映画監督・大宮浩一さん】一通の手紙に心動かされ 夜間保育の現場を映画に
夜間保育園を利用する子供や親、保育の日常を追ったドキュメンタリー映画「夜間もやってる保育園」が1月20日から東京都内の劇場でアンコール上映されている。さまざまな事情を抱えながら懸命に生きる親子の様子や、子供が夜も安心して過ごせるよう奮闘する保育士たちの姿を通し、「夜間保育」の実情を伝える大宮浩一監督に、現代の子育てや家族の様態について聞いた。
新・仏典物語――釈尊の弟子たち(6)
子を亡くした母の悲しみは……
托鉢(たくはつ)に歩いているとき、パターチャーラーは一人の女性に呼び止められました。
「尼僧さま」
パターチャーラーは振り向き、その女性の目を見た瞬間、彼女が深い悲しみを抱いていることに気づきました。
千葉教会で憲法学習会 憲法学者・長谷部早稲田大教授を講師に迎え
衆議院が解散され、「憲法改正」が争点の一つに挙げられる中、日本国憲法の意義を改めて学ぶため、立正佼成会千葉教会で9月30日、「平和憲法学習会――未来につなごう平和憲法」が行われた。当日は、長谷部恭男早稲田大学教授が『立憲主義と憲法改正論議』をテーマに講演。会員はじめ、国会議員、地方議員20人を含む550人が参加した。
えっ、これも仏教語!?(10) 【あいさつ】挨拶
中国の宋の時代に完成した、禅宗の教本『碧巌録』に記載されている「一挨一拶(いちあいいっさつ)」に由来します。「挨」は押す、近づく、寄り添う、「拶」は迫るという意味です。
バチカンから見た世界(35) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
米国の「政治」と「宗教」の結び付き――最終考
ローマ教皇フランシスコは、「支配する、あるいは戦うといった政治権力に対して、神学的なよりどころを提供することはない」。カトリック・イエズス会の機関誌「チビルタ・カトリカ」はそう記す。