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内藤麻里子の文芸観察(71)
優れた業績をあげた女性科学者を顕彰する「猿橋賞」の存在は知っていた。けれど名称に冠された猿橋勝子については何の知識もなかった。伊与原新さんの『翠雨(すいう)の人』(新潮社)は、猿橋の生涯を描いた小説だ。その軌跡は、女性科学者の道を切り開くと同時に、まさに戦後80年の節目である今年、刊行されるにふさわしいものであることに感じ入った。
切り絵歳時記 ~柳田國男『先祖の話』から~ 9月 文/切り絵 ルポライター・切り絵画家 高橋繁行
人は死ねば子孫の供養や祀(まつ)りをうけて祖霊へと昇華し、山々から家の繁栄を見守り、盆や正月に交流する――柳田國男は膨大な民俗伝承の研究をもとに日本人の霊魂観や死生観を見いだした。戦時下で書かれた柳田國男の名著『先祖の話』をひもときながら、切り絵を使って日本古来の歳時記を絵解きしたい。
楽生(らくいき)~楽に生きるを極めるヒント~(5) 文・日本笑いヨガ協会代表 高田佳子
「元気ポーズ」でスイッチON!
モヤモヤした気分を変えてコロナ禍の絶望状態(ちょっと大げさ!?)から脱し、元気な私に戻るきっかけとなったのが、前回までに紹介した『ゼロ秒思考』のA4メモ書きです。お試しいただけましたか?
WCRP/RfP「第3回東京平和円卓会議」 戦争を超え 赦しと和解を目指す(動画あり)
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会と同日本委員会、国連文明の同盟(UNAOC)の共催による「『戦争を超え、和解へ』諸宗教平和円卓会議」の第3回東京平和円卓会議が7月1日から3日まで、東京都港区の東京プリンスホテルで開催された。世界15の国と地域から約120人が参加した(オンラインを含む)。同会議では、紛争地域の宗教指導者たちが集って対話し、紛争の即時停戦を訴えるとともに、和解や平和構築に向けた具体的な行動を模索した。立正佼成会から、WCRP/RfP国際共同議長を務める庭野光祥次代会長、同日本委評議員の熊野隆規理事長らが出席した。
「盂蘭盆会」 庭野会長が法話 親子の縁の深さ、貴さ説く(動画あり)
時折激しく降る雨が凜(りん)とした朝顔を打つ7月15日、先祖の御霊(みたま)を迎え、真心からの回向供養を捧げる「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が大聖堂および全国各教会で厳修された。大聖堂には約1400人が参集。中野教会の会員(84)は「主人が新盆なので」と、合羽(かっぱ)を着て、シルバーカーを押しながら参拝した。
学林四科合同のつどい ユダヤ教との対話
世界の宗教指導者との対話を通して、学林の使命である「実践的仏教」「宗教協力」への認識を深めることを目的に、6月22日、「学林四科合同のつどい」がオンラインで開催された。今年のテーマは『世界宗教―ユダヤ教との対話』。正統派ユダヤ教徒としてラテンアメリカ全土の宗教対話・協力をリードし、紛争や環境問題などの課題解決に取り組むエリアス・シュチトニスキ師が講義に立った。
仏教伝道協会フィールドスタディ 仏教を学ぶ米国の学生らが本会を訪問
日本仏教はこれまで、米国での仏教研究の中で重要な役割を果たしてきた。一方で、近年は中国やチベット仏教への関心が高まっており、約20年前から日本仏教の学術的研究が減少している。
WCRP/RfP日本委「第52回理事会」「第30回評議員会」を開催
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第52回理事会」が6月9日、京都府亀岡市の大本本部みろく会館で、また、「第30回評議員会」が同26日、京都市の京都新阪急ホテルでそれぞれ開催された。