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難民支援協会などによるトークショー 『私たちは私たちの(無)関心とどう付き合うか』
豊富な鉱物資源をめぐり紛争が長期化するコンゴ民主共和国(旧ザイール)では、目を覆いたくなるほど残虐な性暴力が横行している。被害女性の年齢は、0歳から80代に及ぶ。彼女らに寄り添い、献身的に心身の治療を続ける医師、デニ・ムクウェゲ氏を追ったドキュメンタリー映画『女を修理する男』の上映会が2月2日、東京・渋谷区で開催された。上映後には、『私たちは私たちの(無)関心とどう付き合うか』をテーマにトークショーが行われ、ムクウェゲ医師の生き方に学ぶことや、世界の諸問題にどう関心を持ち続けていくかなどが語られた。
本会一食平和基金運営委が共同する宮城県復興支援事業 町おこしの成果などを報告
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会による「宮城県復興支援事業 復興まちづくり協議会等事務局ステップアップ助成」の報告交流会が2月4日、宮城・東松島市あおい地区西集会所で行われた。復興支援事業を共同運営する一般社団法人「みやぎ連携復興センター」をはじめ、助成先各団体の関係者、識者ら27人が出席した。同運営委からは、峯坂光重委員が参加した。
バチカンから見た世界(4) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
なぜ、バチカンから世界を見るのか?
「なぜ、バチカンから世界を見るのか?」――その答えは、1962年から65年まで行われた第二バチカン公会議の最終年、同市国内でローマ教皇パウロ六世と庭野日敬開祖の間で交わされた、「仏教徒がキリスト教徒のために祈り、キリスト教徒が仏教徒のために祈る」という言葉の中に凝縮されている。両指導者の間で交わされた言葉は、信仰や人種、文化の違いを超えて人を「結び付ける」(ラテン語でreligare)という、宗教の本質そのものに迫るものだからだ。
【復元納棺師・笹原留似子さん】死者と遺族をつなぐ 大切な人との最後の時間をより尊いものに
生まれた者は必ず死ぬ。そう分かっていても私たちが自分や愛する人の死の場面について想像することは難しい。そんな中、人の死と真摯(しんし)に向き合い続ける人たちがいる。映画『おくりびと』で広く知られるようになった死への旅立ちを手伝う納棺師だ。笹原留似子さんは、納棺師の中でも、交通事故や災害などで亡くなった故人の生前のおもかげを探し、できる限り元の状態に戻す技術を持つ「復元納棺師」として14年間故人と遺族に寄り添ってきた。大切な人との別れ、記憶に残るあの人の顔――。死者と遺族をつなぐ“復元”とは何か、聞いた。
バチカンから見た世界(3) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
トランプ大統領による壁の建設に対して カトリック
トランプ米大統領は1月25日、中南米からの密入国者の流入を阻止するため、メキシコとの国境に壁を建設する大統領令に署名した。密入国者が犯罪やテロの温床になっていると主張するトランプ氏は、治安の観点から、彼らの強制送還などに関する大統領令にも署名し、不法移民対策の強化に乗り出した。
えっ、これも仏教語!?(2) 【おうびょうよやく】応病与薬
「病はさまざまあれど、名医はその病状を正確に把握し、症状に合った薬を投与する」――状況に応じた的確な対応、を言い表したものですが、人間の四苦八苦に、的確に対処する名医とは、誰あろう、われらがブッダ、お釈迦さまのことです。
国連UNHCR協会の滝澤理事長と本会一食平和基金の根本委員長が対談
世界で急増する「難民」への人道的対応は――。これまでの支援を振り返りながら、今できることを考えるため、国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会の滝澤三郎理事長と、立正佼成会一食平和基金運営委員会の根本昌廣委員長の対談がこのほど、同基金の主催により法輪閣で行われた。
〈ひと〉日本一に導いた! 佼成学園高アメリカンフットボール部 小林孝至監督(48)
昨年末、佼成学園高校アメリカンフットボール部「ロータス」を日本一に導き、監督就任23年目で悲願を成し遂げた。「部活動を通して、生徒の“思いやりの心”を育てたい」が、モットーだ。相手をいかにして倒すか、その技術よりも人間性を養う指導を重んじてきた。時に周囲から、「だから勝てないんだ」と批判されたこともある。
「糸魚川市駅北大火」に対し、本会新潟支教区が市に義援金
昨年12月22日に新潟・糸魚川市で発生した大規模火災「糸魚川市駅北大火」により、建物焼失の被害を受けた同市に対し、立正佼成会新潟支教区は142万7486円の義援金を寄託した。