平和の願いを未来につなぐ 新宗連青年会がユースフォーラム2017in栃木を開催

『私から未来につなぐ平和の想い――宇都宮言の葉探し』をテーマに、新日本宗教青年会連盟(新宗連青年会)の「ユースフォーラム2017in栃木」が7月8、9の両日、宇都宮市で行われた。

ユースフォーラムは、全国各地の新宗連に加盟する教団の青年が互いを知り、教団の教えや信条の違いを尊重して認め合う「出会い、啓発、学習」の場として、年に一度、開催される。今年は、立正佼成会を含む加盟13教団から158人の青年が参集した。

8日、参加者は22のグループに分かれ、徒歩やバスを利用して、宇都宮城址公園や栃木県庁などを巡り、市内を見学。各所にまつわる出題をグループごとに解きながら、それぞれが自身の身近な「平和」をかみしめ、宗教の違いを超えて協力する大切さを学んだ。

翌朝、第二次世界大戦の戦没者を追悼するため、岩壁に彫られた大谷平和観音のある大谷町を訪問。参加者は、観音像に向かい、教団別に礼拝して、世界平和を祈念した。

左上から妙智會教団、大和教団、善隣教。下段は左から崇教真光、パーフェクト リバティー教団、立正佼成会

この後、宇都宮市内のホテルに移動。参加者を前に、松緑神道大和山、円応教、善隣教の代表者が、自身が所属する教団の教義や、平和活動の取り組みを紹介した。

この中で、善隣教の宮口弘道青年本部長は、戦時中、日本に強制連行されていた朝鮮半島出身者が広島市、長崎市で被爆し、原爆の後遺症に苦しんでいる状況を説明。韓国人の被害者に対し、40年以上にわたって、募金活動や被爆者の子孫との交流を通して支援を続けていると詳述した。

善隣教には2014年、韓国の駐広島総領事から感謝の意を表す「表彰牌」が贈呈されている。

講演の最後、宮口氏は、「現地の青年たちは『過去は変えられません。しかし、過去を無駄にしない、もっと幸せな世界を築きましょう』と言われます。これからも市民レベルのつながりを続けていきます」と述べ、平和を担う青年の役割を強調した。