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現代を見つめて(3) 日本社会の割れ目 文・石井光太(作家)

日本社会の割れ目

厚生労働省の発表では、日本には六千人から八千人ほどのホームレスがいるそうだ。ただ、現実的にはマンガ喫茶やドヤを転々とする人も多数いるため、その数はかなり増えると見られている。

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難民問題とどう向き合うか(前編) 国連UNHCR協会・滝澤理事長×本会一食平和基金運営委員会・根本委員長

世界では、40以上の国と地域で争いが続き、暴力や迫害の脅威に、23億人もの人々がさらされている。彼らは自分や家族のいのちを守るため、やむなく自国を離れて難民となる。逃げ出すこともできずに国内避難民となった人々は、今も暴力の恐怖におびえて暮らす。急増し続ける難民の問題を、私たちはどう受けとめ、行動すればよいのか――。長年、難民支援に取り組む国連UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)協会の滝澤三郎理事長と、同協会とパートナーシップを結ぶ立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会の根本昌廣委員長が、さまざまな視点から難民問題について語り合った。(文中敬称略)

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ミンダナオに吹く風(1) 天から落ちてくるように浮かんだ思い 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

天から落ちてくるように浮かんだ思い

フィリピン・ミンダナオ島にミンダナオ子ども図書館を2003年に立ちあげてから10年以上、訪問者を受け入れなかった最大の理由は、図書館のある北コタバト州が、日本政府の指定する高度な危険地域に属しているからだ。自分のことならまだしも、訪問者に、もしものことがあったらと考えると、とても面倒を見切れないと考えたからでもある。

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第34回庭野平和賞が決定 パレスチナ人でキリスト教ルーテル世界連盟議長のムニブ・A・ユナン師に 中東和平に尽力

「第34回庭野平和賞」の受賞者が、キリスト教の「ルーテル世界連盟」(LWF)議長で「ヨルダン及び聖地福音ルーテル教会」(ELCJHL)監督のムニブ・A・ユナン師(66)に決定した。公益財団法人「庭野平和財団」(庭野日鑛名誉会長、庭野浩士理事長)は2月20日、京都市内のホテルで記者発表会を開き、席上、庭野理事長が発表した。パレスチナ人の同師は、ユダヤ教、キリスト教、イスラーム3宗教の聖地であるエルサレムで諸宗教対話・協力を推進し、諸宗教指導者と共に混迷する中東問題の平和的解決に向け尽力。同時に、カトリックとルーテル教会の歴史的な和解を実現するなどキリスト教内の一致(エキュメニカル)にも取り組んできた。贈呈式は7月27日、東京・港区の国際文化会館で行われる。

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『宗教を現代に問う』をテーマに日宗連70周年シンポジウム

日本宗教連盟(日宗連)の創立70周年記念シンポジウムが2月18日、東京・港区の日本聖公会東京教区聖アンデレ教会で開催された。テーマは、『宗教を現代に問う――宗教への提言』。日宗連の協賛5団体(教派神道連合会、全日本仏教会、日本キリスト教連合会、神社本庁、新日本宗教団体連合会)などから、約100人が参加した。

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東日本大震災から6年 WCRP/RfP日本委青年部会が公開学習会

東日本大震災から6年を迎えるに際し、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会青年部会による「公開学習会」が2月19日、東京・台東区の浅草寺で開催され、110人が参加した。

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人口減少時代に求められる宗教の役割とは 国際宗教研究所によるシンポジウム

『人口減少時代に宗教はどう立ち向かうか』をテーマに、公益財団法人「国際宗教研究所」によるシンポジウムが2月18日、東京・豊島区の大正大学で行われた。宗教者や研究者ら101人が参加した。

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WCRP/RfP日本委 紛争解決に向け、対話の重要性学ぶ

『平和構築にむけた和解トレーニング』をテーマに、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会「和解の教育タスクフォース」による学習会が2月13日、普門館国際会議室(東京・杉並区)で行われた。宗教者やNGOの職員ら約60人が出席した。

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七面山敬慎院・望月別当が本会本部を訪問 川端理事長と懇談

七面山敬慎院(山梨・南巨摩郡身延町)の望月成浩別当が2月8日午後、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、事務庁舎特別応接室で川端健之理事長と懇談した。

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大聖堂、全国各教会で「涅槃会」を厳修

釈尊の生涯を振り返り、その入滅時に説かれた「自灯明・法灯明」の意義をかみしめて仏道精進を誓う「涅槃会(ねはんえ)」が2月15日、大聖堂(東京・杉並区)はじめ全国各教会で行われた。

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