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バチカンから見た世界(26) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
“苦言を禁じる”
ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世やベネディクト十六世は、夏休みをイタリア北部のアルプスやローマ郊外カステルガンドルフォの避暑宮殿で過ごした。一方、「貧者の選択」をした現教皇フランシスコは、夏のバカンスには行かず、自身の居所として定めた「聖マルタの家」(バチカンを訪問する聖職者の宿)で毎日を過ごしている。
大聖堂、全国各教会で「盂蘭盆会」 先祖に真心からの回向供養
先祖の霊に真心からの回向供養を捧げるとともに、さらなる布教伝道を誓う「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が7月15日、大聖堂(東京・杉並区)をはじめ全国の立正佼成会各教会で厳修された。大聖堂には会員約3400人が参集した。
ミンダナオに吹く風(6) 大国に独占される利権 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)
大国に独占される利権
2000年に、「バリカタン」と呼ばれるフィリピン政府軍とアメリカ軍の合同演習という名の実戦が行われ、120万を超える避難民が出た。その後、その避難民たちがまだ厳しい避難生活をしているというのに、2003年に「テロリスト掃討作戦」と呼ばれる、実際にはアメリカ軍主導による戦争が行われた。これは世界中で大きな惨事が起きた(起こされた?)時期と重なっている。
比叡山延暦寺の小堀執行と副執行6人が本会を訪問 川端理事長と懇談
天台宗総本山・比叡山延暦寺(滋賀・大津市)の新内局が7月12日午前、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、川端健之理事長と大聖堂で懇談した。
東北アジアの平和共同体構築に向け 韓国・釜山でIPCR国際セミナー2017
『東北アジア平和共同体を構築するために克服すべき諸課題』をテーマに、韓国宗教平和国際事業団(IPCR)主催の「IPCR国際セミナー2017」が7月7日から9日まで韓国・釜山のホテルで行われた。韓国、中国、日本の宗教者、研究者ら約70人が参集。日本から、山本俊正・世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会理事(関西学院大学教授)、國富敬二・WCRP/RfP日本委事務局長、神谷昌道・アジア宗教者平和会議(ACRP)事務総長シニアアドバイザーらが出席した。
7月の菅沼
大釜で沸かした熱湯に笹を浸し、参拝者に飛沫(ひまつ)を振りかける。心身を清める儀式で、新潟・十日町市菅沼の伝統的な神事「十二社湯立て」だ。7月9日、菅沼諏訪神社で営まれたこの神事に、前日から菅沼を訪れていた津教会の少年部員ら40人が参列。厳粛な空気に包まれた。
上座部仏教の文化に触れる アーユス仏教国際協力ネットワークが交流会を開催
「スリランカの僧院で、出家する子供たちは両親にひざまずいてあいさつするのですが、僧侶の名前を与えられ、僧侶の黄色い衣に着替えると、今度は在家である両親がひざまずいてあいさつをします。そうした形で在家と出家の明確な区別が示されるのです」
クラスター爆弾の被害をなくすために 『私のお金、私の責任』 地雷廃絶日本キャンペーン理事・目加田説子氏
皆さんは、自分が何げなくお金を預けている銀行、あるいは毎月納めている年金がどのように運用されているかご存じですか? 今日のテーマは、『私のお金、私の責任』です。金融機関に預けた私たちのお金が、どのように投融資され、世界の問題にどう影響しているのかを、「私たち一人ひとりの責任」という観点から考えてみたいと思います。
九州北部豪雨 教団本部に対策本部を設置、各教会では被害状況を確認
7月に入り、九州北部では記録的な集中豪雨が続いた。5日には大雨により福岡、大分の県内各地で土砂崩れや河川氾濫が発生。近隣住民に被害が及び、多くの人が避難を強いられた。こうした事態を受け、立正佼成会教団本部(東京・杉並区)は、災害対策本部を設置。被災地域を包括する各教会では、被災状況を確認するため、会員の情報収集が進められた。また、特に被害が大きかった朝倉市を包括する久留米教会には、本部スタッフを派遣した。8日には、被災会員に向けて、庭野日鑛会長が『被災地の皆さまへ』と題した談話を発表した。
庭野日鑛会長談話(教団ウェブサイトより)