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エネルギー転換を図るドイツの事例に学ぶ(1) 政府に「脱原発」を提言した倫理委員会のメンバーが講演

2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、「脱原発」に政策を転換したドイツ。当時、原発の廃止をメルケル首相に提言した「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」で委員を務めたミュンヘン工科大学のミランダ・シュラーズ教授が2月27日、東京・渋谷区の聖心女子大学ブリット記念ホールで講演した。

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新・仏典物語――釈尊の弟子たち(11)

かくのごとく、われ聞けり

五百人の僧を引き連れマハーカッサパ(摩訶迦葉=まかかしょう)は、クシナーラー(クシナガラ)に向かっていました。先を行く釈尊と合流するためです。その途中、釈尊がクシナーラーで入滅したことを知らされました。その場は騒然となりました。カッサパは僧たちを励ましクシナーラーに急ぎました。

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宗教と宗教学の公共性を討議 庭野平和財団が公開シンポジウム

庭野平和財団による公開シンポジウム「現代社会における宗教と宗教学の公共性」(協力・「宗教と宗教学のあいだ」研究会)が3月17日、東京・千代田区の上智大学で行われた。宗教関係者や研究者ら約30人が参加した。

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早大大学院の長谷部教授を講師に人権学習会

『憲法改正と基本的人権』をテーマに、立正佼成会の教会長対象の「人権学習会」が3月19日、法輪閣大ホール(東京・杉並区)で行われた。早稲田大学大学院法務研究科の長谷部恭男教授が講演した。

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眞田芳憲氏の遺作となる『〈大逆事件〉と禅僧内山愚童の抵抗』を佼成出版社から発刊

中央大学名誉教授で、長く世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会平和研究所所長を務めた眞田芳憲氏の『〈大逆事件〉と禅僧内山愚童の抵抗』(佼成出版社)が発刊されました。眞田氏は昨年11月に急逝、本書は平和を願い続けた同氏の遺作となります。

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佼成女子ハンドボール部 全国選抜大会に出場

「第41回全国高等学校ハンドボール選抜大会」(3月24~29日。兵庫・神戸市など)に、佼成学園女子高校ハンドボール部が出場し、1回戦で敗退した。

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バチカンから見た世界(53) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

フランシスコという名の力、教皇選出から5周年

3月13日は、ローマ教皇フランシスコが選出されて5周年の記念日だった。2013年のこの日、教皇ベネディクト十六世による600年ぶりの生前退位という劇的な状況の中で執り行われたコンクラーベ(枢機卿の互選による教皇選挙会議)で選ばれた。最初のアメリカ大陸出身の教皇であり、8世紀のグレゴリウス三世(シリア出身)以来となる欧州以外からの教皇であり、イエズス会が輩出した最初の教皇の誕生だった。

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ミンダナオに吹く風(14) グラウンド・ゼロの少女 写真・文 松居友(ミンダナオ子ども図書館代表)

グラウンド・ゼロの少女

フィリピン・マラウィ市にほど近い、ドームの下につくられた避難民キャンプ。屋根はあるものの、コンクリートの床の上にシートで区切られた家族の居場所は、イリガン市のキャンプに比べると格段に小さい。3畳ぐらいのスペースに親子が6人で寝ていたりする。しかし、それでも子どもたちは中から飛び出してきて、みんなで一緒に遊んだり、掃除や料理を手伝ったりしている。そんな子どもたちの様子を見ながら、案内してくださっている福祉局の職員の方がこう言った。

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法華経のこころ(8)

人間の生き方の究極の境地が示された法華三部経――。経典に記された一節を挙げ、それにまつわる社会事象や、それぞれの心に思い浮かんだ体験、気づきを紹介する。今回は、「方便品」と「信解品」から。

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「普門エリア整備工事」実施へ 12月から着工

立正佼成会の所有するホール「普門館」(東京・杉並区)全体の使用終了と、その後の「普門エリア整備工事」の実施が3月19日の全国教会長研修の席上、川端健之理事長から発表された。今回の発表は、2月23日の理事会での決定、3月18日の評議員会での報告を経て行われたもの。現在、教団創立80周年の本部参拝プログラムの一環として「ありがとう普門館」が実施されているが、こうした一連の行事終了後、今年11月中に建物全体の使用が終わり、翌12月から整備工事が始まることになった。

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