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おもかげを探して どんど晴れ(3) 文・画 笹原留似子(おもかげ復元師)
生きること、死を迎えること
「おもかげ復元師」として私は、亡くなられたご本人とそのご家族と話し合い、その時間を大切にしてご遺体を棺(ひつぎ)に納める「参加型納棺」を仕事にしています。亡くなられた方に関わる実践の場で、心(悲嘆)と体(遺体)と向き合う専門職です。
バチカンから見た世界(59) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
ムスリム世界連盟との対話機関を常設――バチカン
イスラームで最も聖なる地とされるサウジアラビア・マッカ(メッカ)に本部を置くムスリム世界連盟の招きで、4月14日から20日まで同国を訪問した、バチカン諸宗教対話評議会議長のジャン・ルイ・トーラン枢機卿。滞在中、ムスリム世界連盟とバチカンが対話を重ねていくための常設の機関を設けることについて話し合い、トーラン枢機卿とムスリム世界連盟のムハンマド・アルイーサ事務総長が合意書に署名した。
内戦、津波被害者の心のケアに スリランカで佼成カウンセリング研究所が講座
スリランカの内戦や津波被害で心に傷を受けた人々のケアに携わるカウンセラーの技能向上のため、佼成カウンセリング研究所による「カウンセラースキルアップ講座」が4月4、5の両日、スリランカ・コロンボ市郊外のヴィシュヴァ・ニケタン国際瞑想(めいそう)センターで行われた。同国政府からの要請によるもの。講座では、臨床心理士の井上孝代・明治学院大学名誉教授が講師を担当し、稲毛田貴史同研究所所長があいさつに立った。
新・仏典物語――釈尊の弟子たち(12)
流れは、絶えずして
ガンジスの流れは、あまりにもゆったりとしていて止まっているようにも見えました。しかし、その流れは確実に下流に向かい、数日後には海に注ぎ込むことは間違いありません。<とどまることのない時の流れのようだな>。河岸にたたずみながら、アーナンダ(阿難)は、そう思いました。
福島の実情を学ぶ WCRP/RfP日本委「平和と和解のための人材養成セミナー」
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会和解の教育タスクフォース(責任者・山本俊正関西学院大学教授)主催による「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」(第5回)が4月28日から30日まで福島市のコラッセふくしまを会場に行われた。
ありがとう普門館 本会会員による感謝供養のつどい
「普門館への感謝供養のつどい」(同実行委員会主催)が4月28日午前、午後、夕方の3回行われ、東京・杉並区の普門館に計1850人の立正佼成会会員が参集した。
『アフリカの新たなビジョン』テーマに本会と聖エジディオ共同体、上智大学が国際会議 開催の意義とは
立正佼成会、聖エジディオ共同体、上智大学の共催による『アフリカの新たなビジョン』と題した「東京国際会議」が5月19日、東京・千代田区の上智大学(四谷キャンパス)で行われる。開催を目前に控え、会議の企画に携わってきた立正佼成会の篠原祥哲主幹に、会議の意義について聞いた。
『災害時に備えて――発達障がい児者受け入れのてびき』 WCRP/RfP日本委女性部会が発刊
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会女性部会はこのほど、『災害時に備えて――発達障がい児者受け入れのてびき』を発刊した。同書は、発達障害児者をはじめ、「災害弱者」といわれる高齢者や妊産婦、日本語でのコミュニケーションが困難な外国人といった日常生活で配慮が必要な人を、災害時に宗教施設で受け入れる際に必要な手立てをまとめたもの。4月25日には、京都市のカトリック河原町教会で発刊記念イベントが開催され、加盟教団の会員ら約40人が参加した。
あの日から2年、WCRP/RfP日本委が熊本地震復興合同祈願祭
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会による「熊本地震復興合同祈願祭」が4月26日、熊本城に隣接する熊本大神宮で行われた。同日本委に加盟する12教団から約50人が参加。立正佼成会から同日本委女性部会委員の中村記子習学部部長、柴垣多加志南九州支教区長(熊本教会長)、熊本教会会員らが参列した。