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人間中心のAI規制に関する公文書に署名を求めるバチカン(海外通信・バチカン支局)
ローマ教皇庁生命科学アカデミーは2020年、人工知能(AI)に関して、「人間個人と全人類に奉仕」することを前提とし、「人間の人格を尊重することによって、個々人が技術の発展を享受でき、より大きな利益のみを追求せず、また職場で人間に置き換わらないようなAI」であることを求める公文書を作成した。
内藤麻里子の文芸観察(56)
頭の体操をしながら読むのもまた小説の楽しみである。青崎有吾さんの『地雷グリコ』(角川書店)は、とびきり頭を使い、快感にあふれる読書体験ができる。本書が刊行されたのは昨年の11月末なので紹介するのは遅いと言われそうだが、一読したら取り上げずにはいられない快作だ。
バチカン諸宗教対話評議会名誉議長のフィッツジェラルド枢機卿が来会 庭野会長と懇談(動画あり)
バチカン諸宗教対話評議会名誉議長のマイケル・ルイス・フィッツジェラルド枢機卿が4月29日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪れ、庭野日鑛会長と面会した。真命山諸宗教対話交流センター副院長でマリア布教修道女会のマリア・デ・ジョルジ師が同行。本会から、ローマの教皇庁立グレゴリアン大学に留学経験のある庭野統弘主席、川本貢市東京教区長(杉並教会長)をはじめ、和田惠久巳総務部長らが同席した。
「第9回庭野平和賞」受賞者のアリヤラトネ博士が逝去 庭野会長が哀悼の意
スリランカでの仏教精神に基づく農村開発運動「サルボダヤ・シュラマダナ運動」の創始者で、第9回庭野平和賞の受賞者であるアハンガマジー・チューダー・アリヤラトネ博士が4月16日、逝去した。92歳だった。
バチカンから見た世界(157) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
3宗教間の融和なくして中東和平は実現できない(9)―ガザ紛争に揺れ動くバチカン、イスラエルとユダヤ教徒の関係―
中世期まで、ユダヤ教徒たちは神であるキリストを殺害した責任を問われ、キリスト教社会から隔離、迫害されてきた。その影響で、カトリック教会では1959年まで、復活祭前のキリストの受難を追憶する聖金曜日の式典で、「神が(神殺しの)悪質なユダヤ教徒たちの心からベールを拭い去り、彼らがキリストを神と認めるように」と、祈りが捧げられていた。
5月の一食啓発月間を前に 本会一食平和基金 新「中期方針」と令和6年度「運営計画」発表
「一食(いちじき)を捧げる運動」(一食運動)の啓発月間(5月)を前に、立正佼成会一食平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)はこのほど、同基金の運営に関する「中期方針」(2024~29年)と、「一食運動」の「中期推進計画」(24~26年)を発表した。また、「中期方針」に基づく令和6(24)年度の運営計画として、総額2億434万6000円の支援予算を計上。「教育・人材育成」など全8分野に及ぶ国内外の平和・社会活動に充てられる。(「一食運動」の「中期推進計画」、「ドリーム・ギフト」、齊藤委員長の談話などは、後日詳報)
スリランカのアリヤラトネ博士が逝去(海外通信・バチカン支局)
1992年に第9回庭野平和賞を受賞した、サルボダヤ・シュラマダナ運動の創始者であるアハンガマジー・チューダー・アリヤラトネ博士が4月16日、逝去した。92歳だった。同日、ローマ教皇庁外国宣教会(PIME)の国際通信社「アジアニュース」が伝えた。
“弱さ”と共に生きる――南直哉氏、小澤竹俊氏による問題提起と提言
現代社会は、家庭や仕事などで直面するさまざまな苦しみを他者と分かち合うことが難しく、孤独や生きづらさを感じやすいといわれる。厚生労働省が2017年に行った「患者調査」によると、15年前と比べ、「神経症性障害、ストレス関連障害及び身体表現性障害」の外来患者数は約1.7倍と顕著に増加している。