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現代を見つめて(63) 障害者を取り巻く社会の変化 文・石井光太(作家)

障害者を取り巻く社会の変化

一九六四年に開かれた東京パラリンピック。

この当時、日本には戦傷者も含めて大勢の障害者がいたが、積極的に社会へ出て何かをするという風潮は乏しかった。

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利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(53) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

オリンピック突入による犠牲

東京では、3回目の緊急事態宣言解除の際に懸念されていた通りに、新型コロナウイルスの感染者が再び急増し、7月12日から4回目の緊急事態宣言が発令された。そうした状況にもかかわらず、多くの人々が反対署名などで中止を求めた東京オリンピックが始まった。東京では感染者が一日1000人を超える第5波を迎えており、五輪によって死者が増えることが危惧される。すでに選手村などで選手や関係者に次々と感染者が見つかっている。さらに開会式直前に、過去の言動が問題となって、楽曲担当のミュージシャンが辞任し、開閉会式のショーディレクターが解任された。海外メディア(USAトゥデイ)から「カオス」と評された通りの大混乱状況だ。

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バチカンから見た世界(110) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

オリンピックの選手村は教皇の夢――イタリア選手団随行神父

新型コロナウイルスの感染拡大(第5波)への恐れ、日本国民の多数が開催を反対し、人類が歴史の中で共有してきた価値観を揶揄(やゆ)した開会式のショーディレクターを開幕直前に解任するといった、逆風と混乱の中で始まった東京オリンピック――。

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唯仏与仏(86) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

「観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぽん)」に、「慈眼(じげん)をもって衆生(しゅじょう)を視(み)る」という言葉があります。慈悲のまなざしで人びとを見るという、とても大事なことが教えられているわけです。

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大人のSNS講座(9) 文・坂爪真吾(一般社団法人ホワイトハンズ代表理事)

炎上に巻き込まれた場合の対処法

前回は、個人の努力や注意だけでは回避できないリスクがあることを前提にして、どのようにSNSでのトラブルを予防し、対処していくかについて解説しました。

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大聖堂で「盂蘭盆会」 庭野会長が法話 行供養の大切さを説く (動画あり)

先祖への回向供養を通して、一人ひとりが受け継いだいのちの尊さをかみしめるとともに、自らの生き方を省み、さらなる精進を誓う立正佼成会の「盂蘭盆会(うらぼんえ)」が7月15日、大聖堂(東京・杉並区)で厳修された。新型コロナウイルスの感染予防のため会員は参集せず、式典の模様が会員に向けてオンライン配信された。庭野日鑛会長は法話の中で、それぞれがいのちの有り難さを見つめ、行供養として、仏の教えを実践していくことが大事であると説いた。

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WCRP日本委 オンラインでフィリピンの性的搾取の現状学ぶ

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の人身取引防止タスクフォースによる「オンラインスタディーツアー~海外編~」が7月17日、ウェブ会議システムを使って開催された。5月23日の「日本編」に続くもので、今回のテーマは『性的搾取の最前線~フィリピンから学ぶ新たな人身取引~』。同フィリピン委員会が共催し、国内外の宗教者ら約120人が視聴した。

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WCRP日本委「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」 フォローアップセミナー

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「平和と和解のためのファシリテーター養成セミナー」第1回フォローアップセミナーが7月10、11の両日、オンラインで開催された。

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本会本部で「フードドライブ」に協力 地域の支えに少しでも 職員が食品を提供 (動画あり)

7月15日、立正佼成会本部施設で、東京・杉並区が進める「フードドライブ」に協力する活動が実施され、本部や事業体の職員がそれぞれの家庭から持参した食品を提供した。

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庭野平和財団オンライン連続セミナーが終了 コロナ禍で支援を必要とする人たちに目を向けて

『新型感染症の影響と市民社会』をメーンテーマにした庭野平和財団のオンライン連続セミナー(全4回)の第3回が7月14日に行われ、市民41人が視聴した。15日には第4回を開催。1回から3回までの報告や議論を総括する内容となった。44人が参加した。

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