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【関西大学教授・串崎真志さん】繊細さは豊かな内面がある証し その特性を発揮して自分らしく
人に気を使い過ぎて疲れる、周りのささいな言動に動揺する、匂いや音が気になる――。近年の研究で、こうした繊細な感覚を持つ人が、およそ4人に1人の割合で存在することが分かってきた。心理学で「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン=繊細な人)」と呼ばれる彼らは、環境の変化に敏感なためストレスを抱えやすいが、一方で高い共感力や想像力を併せ持ち、他者の気持ちに寄り添えるポジティブな力もあるという。臨床心理学の観点からHSPを研究する関西大学の串崎真志教授に、HSPと呼ばれる人の特徴や、繊細な性格をうまく活用し、一人ひとりが自分らしく生きていくための方法を聞いた。
ロシアのムフティ長がウクライナ戦争を正当化(海外通信・バチカン支局)
ロシアのイスラーム指導者であるタルガト・タジュディン・ムフティ長はこのほど、「ウクライナ戦争は、私たちの近くにいる(ウクライナ人の)ファシスト(右翼全体主義者)や寄生者が誰一人としていなくなるまで、継続されていかなければならない。彼らを駆除するためには、(伝染病の)ペストのように除虫剤だけでは不十分で、神が伝染病から私たちを解放してくださるように祈らなければならない」と発言し、ロシア軍によるウクライナ侵攻をイスラームの名によって正当化した。ローマ教皇庁外国宣教会(PIME)の国際通信社「アジアニュース」が7月11日に報じた。
バチカンから見た世界(121) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
キリスト教徒間の戦争ではなく“姉妹なる諸教会と兄弟なる諸国民”
第二バチカン公会議(1962~65年)後、世界のキリスト教一致に向けた先駆者は、ローマ教皇パウロ六世とコンスタンティノープル(現トルコ・イスタンブール)エキュメニカル総主教のアテナゴラス一世だった。二人のキリスト教指導者、特に、アテナゴラス一世が強く主張したモットーは、「姉妹なる諸教会、兄弟なる諸国民」だった。この標語が、ロシアによるウクライナ侵攻と、ロシア正教会の最高指導者であるキリル総主教による侵攻の宗教的正当化で、預言(神の意志を人々に伝える言葉)としての意味合いを帯びてきた。
共生へ――現代に伝える神道のこころ(17) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部教授)
平和や幸福を希求する人々の祈りの在り方と神社とのつながり
2019年7月19日に劇場公開された新海誠監督の長編アニメーション映画『天気の子』は、公開からわずか75日間で観客動員数1000万人を超えた大ヒット映画として知られる。この映画では、作品中に都内の廃ビルの屋上にある小祠(しょうし)と鳥居、下駄(げた)型の絵馬が神社の「絵馬掛け」に多く掛けられているシーンが登場し、ともに次の場面展開への重要な鍵となっている。
教皇が安倍晋三元首相に心からの哀悼の意を表明(海外通信・バチカン支局)
バチカン記者室は7月9日、「銃撃を受けて亡くなった安倍晋三元首相とその家族、友人、日本国民に対して、心からの哀悼の意を表明する」と記した、ローマ教皇フランシスコの弔電を公表した。弔電は、バチカン国務長官のピエトロ・パロリン枢機卿名で駐日バチカン大使に宛てて送られた。
庭野会長 「朔日参り(布薩の日)」式典で法話 煩悩をととのえ、感謝の心で
7月1日、立正佼成会の「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典が東京・杉並区の大聖堂で行われ、庭野日鑛会長が法話を述べた。式典の様子は、インターネットを通じて全国の会員にライブ配信された。
新宗連「評議員会」「理事会」 新理事長に石倉大慧會教団会長が就任 光祥次代会長が常務理事に
新日本宗教団体連合会(新宗連)の「第31期第3回評議員会」「第32期第1回理事会」が6月27日、新宗連会館(東京・渋谷区)を会場にオンラインで開催された。立正佼成会から和田惠久巳総務部部長が出席した。
比叡山宗教サミット35周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」 開催概要を記者発表
比叡山宗教サミット35周年記念「世界宗教者平和の祈りの集い」(主催=同実行委員会)が8月4日に開催される。これに先立ち、6月27日、京都市内のホテルで記者発表が開かれた。
各地でウクライナ避難民支援や平和を祈る取り組み 早期終結を願い、心を重ねて
ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まり、4カ月以上が経った。いまだ激しい戦闘は続き、戦火によって命を落とす人、住む場所を追われる人が増えている。過酷な状況に置かれたウクライナの人々に思いを馳(は)せ、全国の立正佼成会各教会は戦争の早期終結を願い、祈願供養に取り組むとともに避難民への支援や平和を祈る活動を展開している。その中から、北九州支教区と中野、宇部両教会の活動を紹介する。