特集
一食ユニセフ募金の浄財がリベリアで 女性や子どもの笑顔があふれる社会に
「一食(いちじき)ユニセフ募金」による浄財の活用状況を視察するため、立正佼成会青年ネットワークグループのスタッフ2人が日本ユニセフ協会の職員と共に西アフリカのリベリアを訪れた。同国では、1989年から2003年まで二度の大きな内戦が勃発。その後、14年から16年にかけてのエボラ出血熱の流行で多くの人命が失われ、孤児が急増した。同募金の浄財は、ユニセフと世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会の共同事業に充てられており、同国では2011年から現地の諸宗教者と協力しプロジェクトを実施。現在は「内戦とエボラ出血熱で影響を受けた子どもの心のケア」を展開している。各地での取り組みを取材した。
第10回フォコラーレ大志・交流使節団 信仰の役割見つめ、平和に向け協動
立正佼成会の青年代表による「第10回フォコラーレ大志・交流使節団」(団長=西由江習学部次長)の一行14人が4月28日から5月5日まで、イタリアを訪れた。2008年に始まる同使節団の派遣は、フォコラーレ運動(カトリックの在家運動体)と本会の青年が交流と対話を重ね、平和の実現に向けた信仰者の役割を見つめることが願い。節目を迎えた今回は、社会の問題に目を向け、具体的な協働を通して信仰の意義をかみしめた。
第50回「青年の日」を前に 中村習学部長に聞く
立正佼成会の青年部員が、地域への貢献や世界平和を願って具体的な活動を行う「青年の日」。今年の実施日は5月19日で、今回で50回を数える。節目を迎える今年の「青年の日」を前に、全国の青年部員に向けた本会習学部の中村記子部長の談話を紹介する。
WCRP/RfP日本委の「震災から9年目をむかえる宗教者復興会合」から セッション3「『これからのいのち』への責任」
日頃からの交流が災害時支援の鍵
「『これからのいのち』への責任」と題したセッションでは、大阪大学大学院の稲場圭信教授、宮城大学の佐々木秀之准教授、「福島子どもが自然と遊ぶ楽校ネット」幹事の江川和弥氏、浄土宗愚鈍院の中村瑞貴住職、「チャーチ・ワールド・サービス(CWS)ジャパン」の小美野剛事務局長がパネリストとして発表。世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の國富敬二事務局長がコーディネーターを務めた。
WCRP/RfP日本委の「震災から9年目をむかえる宗教者復興会合」から セッション2「『今を生きるいのち』への連帯」
ニーズに合わせた支援を持続的に
「『今を生きるいのち』への連帯」のセッションでは、移動式傾聴喫茶「カフェ・デ・モンク」を主宰する曹洞宗通大寺の金田諦應住職、「釜石支援センター望」の海老原祐治代表、一般財団法人「ふくしま百年基金」の山﨑庸貴代表理事がパネリストとして出席した。立正佼成会の和田惠久巳総務部副部長(国際宗教協力専任部長)がコーディネーターを務めた。
特集・第10回世界宗教者平和会議世界大会に向けて WCRP/RfP日本委「平和大学講座」で光祥次代会長が基調発題
『慈しみの実践――共通の未来のための宗教者の役割を考える』をテーマに、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「平和大学講座」が3月7日、大阪市中央区の大阪カテドラル聖マリア大聖堂で行われた。講座では立正佼成会の庭野光祥次代会長(WCRP/RfP国際共同議長、同日本委員会理事)が基調発題に立った。内容を紹介する。
普門の精神を受け継ぐ 庭野開祖の願い
「法輪」と「富士」、その二つの緞帳(どんちょう)が下ろされ、普門館は11月19日、48年の歴史に幕を閉じた。普門館の解体工事が始まり、いよいよ別れの時を迎える。建物は形を失っても、そこに込められた精神や願いを未来に引き継いでいくことが、多くの人を育んだ普門館への感謝につながる――。昭和45年4月28日の落成式をはじめとした一連の行事での庭野日敬開祖(当時・会長)のあいさつから、普門館建立に込めた願いを振り返る。