第50回「青年の日」を前に 中村習学部長に聞く

立正佼成会の青年部員が、地域への貢献や世界平和を願って具体的な活動を行う「青年の日」。今年の実施日は5月19日で、今回で50回を数える。節目を迎える今年の「青年の日」を前に、全国の青年部員に向けた本会習学部の中村記子部長の談話を紹介する。

第50回「青年の日」を前に

想定を超えたところへ殻を破りチャレンジ!

「青年の日」は1970年5月17日、社会を明るくしようという青年の願いのもと、地域社会への貢献を目的に「青年部県別統一行動」が行われたことに始まります。これ以降、活動は定着し、99年にはメーンテーマ『社会変革の風をおこそう』が打ち出され、2007年には青年部のスローガンとして『大志』が当時の青年本部から示されました。その後、『大志~社会変革の風をおこそう』とのテーマに沿って、各教会では青年部の仲間同士が夢やビジョンを語り、さまざまな活動が展開されてきました。

今年、「青年の日」は50回目を迎えます。今回は、『大志~社会変革の風をおこそう』のテーマとともに、昨年12月にスタートした『大志プロジェクト』「第六次三ヵ年計画」のコンセプト『「DIVE」~想定外のセカイへ~』に焦点を当て、活動に取り組んでいきたいと願います。

インターネットを通して多くの情報を入手できる今は、大抵の物事を想定内に進めることができます。しかし、だからこそ、失敗や周囲の目を気にせず、想定を超えたところへ自ら飛び込んでチャレンジしてみることが大きな意味を持ちます。このことが、「DIVE」に込められた願いであると私は受けとめています。「失敗は勲章」――青年の皆さんにはそのくらいの気持ちで、「青年の日」の活動を考え、臨んでもらいたいと思います。

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