WCRP日本委「第37回理事会」 11月24日に開催される創設50周年記念式典・シンポジウムの詳細を発表

WCRP/RfP日本委員会による「WCRP創設50周年記念式典・シンポジウム」が11月24日午後、京都市の国立京都国際会館「メインホール」を会場に、オンラインを併用して行われる。メーンテーマは『Our Heart for All Beings(共にすべてのいのちのために)~宗教協力の新たな扉~』。同大会は当初、昨年11月に京都で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今秋に延期された。

WCRP/RfPは、1970年10月16日から21日まで国立京都国際会館で開催された第1回世界大会を機に、平和の実現を目指してこの取り組みを継続していくための国際組織として創設された。同日本委は、72年に日本宗教連盟の国際問題委員会を母体として発足。これまで、宗教協力のモデルとして先駆的な役割を果たしてきた。現在は公益財団法人として、諸宗教の連帯を基盤に五つの特別事業部門(タスクフォース)と常設機関(平和研究所、女性部会、青年部会)を設け、各界と協力しながら、さまざまな支援や提言活動を推進している。本会も日本委の協力教団として、会員レベルにおいても活動に参画している。

第1回世界大会と同じ会場で開催される今年11月24日の式典は、創設の理念と半世紀にわたる宗教協力の歩みを振り返り、先達に感謝と敬意を表し、今後のビジョンと行動を共有することが目的。二部構成で行われ、第1部は、第1回世界大会の開会を告げた当時の鐘の音で開式する。平和の祈り、50年を振り返る映像作品の上映に続き、同日本委会長の庭野日鑛会長の開会挨拶と来賓挨拶、被爆ピアノコンサートなどのプログラムが予定されている。

第2部はシンポジウムを実施。人類学・霊長類学者で京都大学前総長の山極壽一氏、宇宙飛行士の山崎直子氏が基調講演に立ち、これに応答して宗教者4人が発言する。この後、同日本委の今後10年の活動と運営の方向性(ビジョン)を示す「WCRP日本委員会(WJ)アジェンダ2030」が発表される。

式典はウェブ会議システムを併用して行われ、本会を含むWCRP/RfP日本委に協力する各教団の信徒や賛助会員らも、同日本委のウェブサイトで事前登録することで視聴することができる。参加登録は、同日本委のウェブサイトの「INFORMATION お知らせ」にある同式典・シンポジウムの案内から。