十日町市と本会の交流継続を願い 「生誕地まつり」中止を受け、代替イベントの開催決定

2018年に行われた第42回生誕地まつりの市中行進。毎回、多くの会員が参加し、市民とつながりを深めてきた

庭野日敬開祖の生誕地である新潟・十日町市で10月9、10の両日に予定されていた「第45回生誕地まつり」(主催・同実行委員会)が新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止となり、その代替イベントの開催がこのほど、発表された。イベントは、過去の生誕地まつりの映像や会員の思いを紹介する番組の配信、刷新されたウェブサイト「ふるさと十日町カタログ」の開設、各教会の協力によって行われる「全国特産品の生誕地バザー」の三つ。どのイベントも、これまで築かれた十日町市と立正佼成会の交流の継続を願って行われる。

「生誕地まつり」は、十日町市名誉市民の庭野開祖の功績をたたえるとともに、市民と会員が交流を深め、同市の振興・発展に寄与することを目的に開催されている。

毎年、同市観光協会、商工会議所、「庭野日敬師に学ぶ会」、本会十日町教会など20の地元団体や企業で実行委員会を組織。2日間のまつりでは、十日町地域地場産業振興センター(クロステン)での「ふるさと交流会」、菅沼にある大池での「大池灯籠流し」、地元の中学校や吹奏楽団、本会各教会などによる「市中行進」が行われてきた。庭野日鑛会長はじめ教団役職者も出席し、市民と会員が交流を重ねてきた。

しかし、一昨年は台風で、昨年と今年は新型コロナウイルスの影響で中止となった。3年続けて中止となる中、実行委員会では、これまでの市と本会との交流や市民と会員のつながりを大切にし、来年の生誕地まつりにつなげることを願って代替イベントが企画された。

発表されたイベントは三つ。一つは、生誕地まつりの歩みを振り返り、これまでに参加した会員の思いなどを紹介する番組「生誕地のチカラ! ONLINEメッセージ2021」(制作・エフエムとおかまち)の配信。10月10日16時から18時までインターネットで配信される。

二つ目は、ウェブサイト「ふるさと十日町カタログ」(リニューアル版)の開設。11月15日に現在のものから更新される予定で、十日町市の食・産業・文化に触れることができ、買い物もできる。

三つ目は、10月8日から10日まで、市内8カ所の商店街の各1店舗と、越後妻有(つまり)交流館キナーレで行われる「全国特産品の生誕地バザー」。特産品は、本会の117教会から届けられたもので、「開祖生誕地への恩返し」の思いが込められている。収益金は同市社会福祉協議会に寄付され、高齢者支援や引きこもり支援といった福祉事業に役立てられる。

生誕地のチカラ! ONLINEメッセージ2021

10月10日16時配信開始
オープニング/生誕地まつり――記録と記憶/生誕地まつり――思い出と未来/エンディング
https://www.youtube.com/channel/UCqQvRmbWI1WYPSjGwdWYQ4A

ふるさと十日町カタログ(リニューアル版)

十日町市が誇る食・産業・文化を中心に案内。各教会には冊子のカタログ(各20冊)も届けられる予定です。交流の継続を願って行われるため、「立正佼成会の会員です」と電話注文されると特典があります。
https://furusato-tokamachi.com