リベリア、シエラレオネ、グアテマラの母子へ 「一食ユニセフ募金」今年も全国各地で

写真は、グアテマラ「母乳育児の推進と栄養習慣改善」プロジェクトより

国連児童基金(ユニセフ)を通じて、貧困や紛争に苦しむ子どもたちの支援を行う立正佼成会の「一食(いちじき)ユニセフ募金」の概要が、このほど発表された。取り組みのテーマは『母と子の こころとからだに栄養を』。共に生きる世界の実現を目指し、今年も全国で街頭募金、チャリティーバザーなどによる協力の呼びかけが全国で展開される。

本会の「一食ユニセフ募金」は、貧困や紛争により困難な立場に置かれた世界の子どもたちを救うため、国際児童年にあたる1979年、庭野日敬開祖が『朝日新聞』論壇紙上で「一食運動の国民運動化」を呼びかけたことを機に始まった。

同募金には、「一食を捧げる運動」の「同悲」「祈り」「布施」の精神を多くの市民に理解してもらい、思いやりの心をもって世界の子どもたちのために共に行動する仲間を増やしたい、という願いが込められている。

市民から寄せられた浄財は、ユニセフのプロジェクトに充てられる。献金者には、公益財団法人・日本ユニセフ協会と「一食運動」のホームページアドレスが記載された「一食ユニセフ募金サポーターステッカー」が配布される。

概要は次の通り。

  • 【テーマ】母と子の こころとからだに栄養を
  • 【実施期間】通年実施。特に4月1日から6月30日までの3カ月間をキャンペーン期間とする。
  • 【募金の主な使途】
    ・「内戦とエボラ出血熱で影響を受けた子どもの心のケア」プロジェクト(リベリア)
    ・「エボラ出血熱で影響を受けた子どもの心のケア」プロジェクト(シエラレオネ)
    ・「母乳育児の推進と栄養習慣改善」プロジェクト(グアテマラ)
    ※リベリアとシエラレオネの各プロジェクトは、ユニセフと世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)国際委員会との連携事業
  • 【問い合わせ】
    TEL 03(5341)1661 青年ネットワークグループ(担当=木原、渡邊)

    一食ユニセフ募金

    「一食を捧げる運動」の精神を一人でも多くの市民に理解してもらうため、世界の人々の平和、幸せを願って行動する仲間を増やしていきたいとの願いをもとに行われている。ユニセフと本会のパートナーシップ事業は、紛争や貧困に苦しむ子どもたちを守るため国際児童年にあたる1979年からスタートした。これまでに街頭募金やチャリティーバザーなどさまざまな活動の中で市民から寄せられた浄財が支援に充てられてきた。現在は、リベリア、シエラレオネ、グアテマラの3カ国で、母親や子どもたちのこころとからだに栄養を注ぐプロジェクトが展開されている。