庭野平和賞受賞団体「アディアン財団」が本会を訪問 会員にメッセージ

「脇祖さまご命日」式典の席上、1430人の会員を前にアディアン財団のダウ理事長があいさつに立った

「第35回庭野平和賞」を受賞したレバノンの国際NGO「アディアン財団」のファディ・ダウ理事長、ナイラ・タバラ副理事長、メディア部のダリア・アル・モクダッド部長が5月10日、立正佼成会本部(東京・杉並区)を訪問した。庭野平和賞委員会のノムフンド・ワラザ委員長(聖公会、デスモンド・ツツ平和センター最高経営責任者)、スーザン・ヘイワード氏(キリスト教、米国平和研究所「宗教と包摂的社会」部部長)、サリウ・マッケ氏(イスラーム、「アフリカの平和のための宗教間行動」のコーディネーター)が同行した。

一行は、大聖堂での「脇祖さまご命日」式典に参列。参集した1430人の会員を前にあいさつに立ったダウ師は、あらゆる「違い」は、「恵みの源である」とし、「信仰は、いかなる苦しみに対しても無関心ではいられません。信仰は人類全体が慈悲行に生きることへの強い呼び掛け」と語った。その上で、「私たち信仰者の宗教的・社会的責任とは、永久に暴力を阻止し、生命を守り、地球の至るところに平和をつくり上げること」と述べた。

一行は、ランチ交流会で親睦を深めた

一行は庭野日鑛会長の法話に耳を傾けた後、開祖記念館を見学。午後には、大聖ホールで行われた本会職員とのランチ交流会に臨んだ。交流会には庭野光祥次代会長、川端健之理事長も参加。グループごとのディスカッションでは互いの信仰観を発表し合い、親睦を深めた。信仰者の役割や日本の青年を取り巻く状況などにも話が及んだ。

 

【次ページ:アディアン財団のダウ理事長のスピーチ】