新宗連「全国総会」 北朝鮮情勢の平和的解決への祈りと集いを決定

新日本宗教団体連合会(新宗連)の平成29年度「全国総会」が10月17、18の両日、静岡・熱海市で開催された。

理事、評議員、各総支部の会長、同事務局長、オブザーバーを含め78人が参加。立正佼成会から庭野日鑛会長(新宗連顧問)、川端健之理事長(同常務理事)、中村憲一郎常務理事(会計委員長)をはじめ、各総支部の役員を務める教会長らが出席した。

17日、同市内のホテルで行われた「第29期第5回理事会」では、保積秀胤新宗連理事長(大和教団教主)が議長を務め、あいさつ。次に、各委員・機関から今年度の事業報告が行われ、各種学習会や宇都宮市で行われた「ユースフォーラム2017」などの実施状況が伝えられた。

続く審議では、昨年11月から世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と共同で制作する、熊本地震の被災者に癒やしと安らぎを届けるラジオ番組「こころのハーフタイム」の放送期間の延長を決定。また、緊迫する北朝鮮情勢の早期解決に向けた「北朝鮮情勢の平和解決への祈り」の文言と、「すべてのいのちを尊び 平和を祈る集い」の開催が承認された。

さらに、2002年から事務局長を務めていた斎藤謙次氏に代わり、後任として同事務局次長の佐原透修氏(本会主幹)の就任が決まった。

この後、「全国総支部会議」が行われた。

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