唯仏与仏(53) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

私が小さいころ、祖父がよく言い聞かせてくれたのは、「世のため、人のために、役立つ人間になるんだぞ」ということでした。人のために役立つ人間が尊いのは確かです。そして、人のために生きることほどありがたく、楽しいことがほかに見当たらないのも確かなことなのです。

仕事でも家事でも、どんなことに対しても、知識や経験など、自分がもつ力のすべてを投入して人さまに喜んでもらい、そこに生きがいを感じていくのが人生というものです。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書36ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html