利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(63) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
イスラームとの「文明の衝突」
ウクライナでの戦いは、なお続いている。ロシアは首都キーウ(キエフ)の攻略に失敗したが、東部ドンバス地方と南部の支配へと目標を下方修正して、戦争は長期化の様相を見せている。注目されていた戦勝記念日(5月9日)の演説で、プーチン大統領は侵攻を正当化した。
「バルトロメオ一世がサウジアラビアを訪問」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
正教会のコンスタンティノープル(現トルコ・イスタンブール)・エキュメニカル総主教であるバルトロメオ一世は5月11日、サウジアラビアのリヤドを訪問し、アーディル・アル・ジュベイル外務担当国務大臣と懇談した。サウジアラビアの日刊紙「サウジ・ガゼット」が同日に報道した。