中央学術研究所「原始仏教聖典資料による釈尊伝研究」完成報告会 28年にわたる世界初の取り組みが結実
釈尊の年代史と釈尊教団の形成史を明らかにする、中央学術研究所の「原始仏教聖典資料による釈尊伝研究」の完成報告会が11月16日、立正佼成会のセレニティホール(東京・杉並区)で開催され、同研究所の委託を受けた東洋大学名誉教授の森章司氏を中心とする「釈尊伝研究会」のメンバーが成果を発表した。庭野日鑛会長が出席。川端健之理事長はじめ教団役職者、仏教の研究者ら約120人が参加した。
一食「故郷の味」メニュー第2弾 12月に大聖堂で
今年6月に立正佼成会の大聖堂(東京・杉並区)2階食堂で実施された、難民の「故郷の味」を提供する企画が、12月3日、12日、18日にも行われる。前回に続き、エチオピアの郷土料理をアレンジした「ドロワット風カレー」(600円)がメニューに登場する。
自衛消防訓練審査会で優勝 本会「第二団参会館自衛消防隊」に表彰状
本部スタッフで構成する「立正佼成会第二団参会館自衛消防隊」(指揮者=瀧川和延さん、一番員=竹内耕司さん、二番員=野口禎一さん)が、9月5、6の両日に行われた東京消防庁杉並消防署による「自衛消防訓練審査会」の「1号消火栓 団体の部」で優勝した。11月13日、秋の火災予防運動に合わせ、東京・杉並区立杉並芸術会館で開催された「防火防災のつどい」(主催・同署)の席上、竹内吉彦杉並消防署長から表彰状が授与された。
【オイカワデニム代表取締役・及川洋さん】新たな資源でジーンズを開発 環境に配慮したものづくりを
宮城・気仙沼市でジーンズを製作する有限会社オイカワデニムの及川洋代表取締役は、大量に廃棄されていたメカジキの吻(ふん=角)を活用したジーンズを開発した。東日本大震災を機に、地元の特性に目を向け、天然素材による環境に配慮したものづくりの一環だ。昨今、大量生産・大量消費・大量廃棄の経済システムは環境に多大な負荷を掛けると指摘されている。及川さんに、新たなジーンズが誕生するまでの軌跡や、環境に配慮したものづくりの大切さなどについて聞いた。
バチカンから見た世界(86) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
教皇の訪日を前に(2)――日本での布教を夢見た教皇
ローマ教皇フランシスコが2013年3月13日に選出されて数日後、バチカン記者室詰めの国際記者たちを代表し、新教皇に直接、あいさつする機会を与えられた。当時のバチカン報道官のフェデリコ・ロンバルディ神父(イエズス会)から「バチカン記者室の最年長記者の一人です」と紹介され、新教皇の柔らかい手を握り締めながら、「イエズス会が運営する東京の上智大学の出身です」と自己紹介した。そして、「教皇ヨハネ・パウロ二世と同じように、日本においで頂けますか?」と伺うと、「私は(1987年に)日本に行ったことがあります」との答えが返ってきた。「日本で、お待ちしております」と申し上げた。
「私たちの“発”」応援プログラム 2年目の今年も各地で活発に
「発菩提心」による会員の自発的な取り組みを立正佼成会本部が支援する「私たちの“発”」応援プログラムが、2年目の今年も各教会で行われた。本部の報告によると、全国で行われた活動は109件に上る。それぞれが地域や社会とのつながりを深めながら、新たな縁を広げる活動を主体的に展開した。
「開祖さま生誕会」 報恩感謝の心で菩薩行の実践誓う
立正佼成会を創立した庭野日敬開祖の生誕を祝うとともに、平和で調和のある世界の実現を目指し、さらなる精進を誓う「開祖さま生誕会」が11月15日、大聖堂(東京・杉並区)をはじめ、各教会で開催された。開祖生誕113年にあたる今年は、庭野日鑛会長が平成16年の第12回「御本尊勧請式」以来、15年ぶりに大聖堂で読経供養の導師をつとめた。大聖堂には、67教会から会員、教団退任役職者ら約3800人が参列。大聖堂での式典の模様は、インターネットを通じて国内外の各教会に配信された。