えっ、これも仏教語!?(54) 【じゃけん】邪険

仏教の「邪見」が語源です。

邪見とは、よこしまな見方や考え方、不正な心のことで、特に「因果の道理」(縁起)を無視する誤った考え方に対して使われました。

日本ではのちに、「けちけちする」「自身の利益のみを追求する」「意地悪」といった心の状態を表す「慳」を用いて「邪慳」とも記されるようになりました。現代の「邪険」に通じる、「慈悲心がなく、むごい扱いをすること」や、その様子を表す言葉に転用されていったのです。

つまり邪険は、仏教語の邪見と邪慳を基にしています。