一食50周年 9月は「啓発月間」
「一食を捧げる運動」(一食運動)の50周年を記念するとともに、運動のさらなる推進を目指して、啓発月間が9月1日からスタートした。同運動の概要や理念、周年を記念した取り組み内容と共に、立正佼成会の庭野日鑛会長からのメッセージを紹介する。
一食とJIM-NETによるオンライン事業報告会 長谷部貴俊氏が講演
イラクには、二度にわたる戦争で使用された劣化ウラン弾の影響とみられる小児がんに苦しむ子どもが多くいる。本会一食平和基金は、そうした小児がん患者に適切な医療サービスなどを提供する特定非営利活動法人JIM-NET(日本イラク医療支援ネットワーク)の活動を支援している。6月25日、『「イラク・バスラにおける、小児がん・白血病患者支援」報告』と題して、「オンライン事業報告会」が、一食平和基金とJIM-NETの共催で行われた。これは、3月に開かれた、パレスチナ・ガザ地区での人道支援に関する報告会(既報)に続く2回目の開催。当日は、JIM-NET海外事業担当の長谷部貴俊氏が、支援の現状や活動に込めた願いを語った。
一食平和基金 パレスチナ・ガザ地区の人道危機に緊急拠出 300万円
本会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)はこのほど、パレスチナ・ガザ地区での大規模紛争による人道危機に対し、300万円の緊急支援を発表した。拠出金は、同地区で救援活動を展開する認定NPO法人日本国際ボランティアセンター(JVC)に寄託された。
本会一食平和基金運営委 国内外の支援事業の累計拠出額を報告 160億円超に
本会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)はこのほど、同基金の2024(令和6)年度までの累計拠出額が、160億1267万8233円に上ったことを発表した。浄財が活用された支援先は、国内を含む約80の国と地域に及び、紛争や災害、貧困などに苦しむ人々のさまざまなニーズに対応した支援活動に役立てられてきた。今年は、同基金を支える「一食を捧げる運動」(一食運動)の50周年の節目の年。基金による主な支援分野の変遷と事業活動の内容を紹介する。
一食 令和6年度 運営報告を発表 「貧困(飢餓)の解消」など 各分野の事業に総額1億8664万円
本会一食(いちじき)平和基金の令和6年度運営報告が先ごろ、同基金運営委員会(委員長=齊藤佳佑教務部長)から発表された。支援総額は1億8664万2882円。同運営委は、「一乗精神」に基づく共生の世界を実現するため、『分断を越える“つながり”を築く』をテーマに定める「中期方針」(2024~29年)に沿って、「教育・人材育成を軸とした貧困の解消」を目指し、国内外7分野の事業を支援した。
一食運営委 能登半島でのシャンティ国際ボランティア会(SVA)の支援事業を視察
3月17日、本会一食平和基金運営委員会の齊藤佳佑委員長と同委事務局スタッフの一行が、昨年元日の能登半島地震と同9月の豪雨に見舞われた石川県輪島市の被災地を訪れた。同基金が一食運動の浄財を基に支援する、公益社団法人シャンティ国際ボランティア会(SVA)の移動図書館事業を視察するためだ。
台北教会発足40周年記念式典 会員一人ひとりが思いやりを表現する大切さをかみしめ
5月3日、台北教会の玄関や法座席に、色鮮やかな花の絵や、亀、猫などのオブジェが展示された。この日、教会発足40周年の記念式典が開かれた。式典は、同教会の簡秀芳教会長が理事を務める障がい者支援ボランティア団体「愛心基金会」と連携して行われ、自閉症などの障がいのある子どもたちが制作した展示物が、教会を訪れた会員たちを出迎えた。
マラウイの子どもたちの未来を紡ぐ「学校給食プロジェクト」 本会一食平和基金運営委 現地を視察
「一食(いちじき)を捧げる運動」(一食運動)が今年、50周年を迎えた。この節目に、一食運動による浄財の活用状況を視察するため、立正佼成会一食平和基金運営委員会の事務局スタッフが4月22日から5月2日までマラウイに渡航。現地パートナー団体のマラウイ赤十字社(MRCS)による「学校給食プロジェクト」が行われている小学校と幼稚園を見学した。同プロジェクトの実施状況を紹介する。