共生へ――現代に伝える神道のこころ(1) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)

神道への理解は、多様性を許容し合う社会で大切な考え方の一つに

「神道と福祉との関係性を一緒に研究してみないか」という恩師からの何げない一言がきっかけとなり、神道の学問研究を志すようになってから、はや二十四年を経た。小生は現在、全国に二校しかない神道系大学の一つである國學院大學の教員を務めているが、神道は学べば学ぶほどに未知のことが多く、まだまだ自身の勉強不足は否めない。さらなる研究の深化を求めて、各地の神社や祭礼に足を運び、種々の史料や書籍、学術論文などと苦闘、煩悶(はんもん)する日々を過ごしている。

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バチカンから見た世界(105) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

人類救済の歴史の出発点である古代都市ウルから友愛を説く教皇

ローマ教皇フランシスコは3月5日から8日まで、イラクを訪問した。5日午前にはバグダッドにある大統領官邸にバルハム・サリフ大統領を表敬訪問し、その後、会見に臨み、大統領、政府関係者、諸宗教指導者、市民の代表、各国の駐イラク大使を前にスピーチした。

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心ひとつに――東日本大震災から10年 髙橋秀典平教会長に聞く

懸命に生きてこられた福島の人々 大切な人へ真心を込めて祈り捧ぐ

平教会は全8支部で1市2町を包括しています。東日本大震災では、3支部が大津波により大きな被害を受けました。中でも、東京電力福島第一原子力発電所から20キロ圏内にある楢葉(ならは)支部の会員たちは、原子炉建屋の爆発事故により、先の見えない避難生活を余儀なくされました。

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唯仏与仏(69) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

大乗仏教では「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という考え方で、「煩悩」があるから「菩提」を求め、救いの世界、悟りの境界に達することができる、と教えています。

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えっ、これも仏教語!?(48) 【あうん】阿吽

悉曇(しったん=サンスクリット語を記す書体の一つ)において「阿」は口を開いて出す最初の字音で、「吽」は口を閉じて出す最後の字音です。このことから、密教では万物の始まり(太初)から終わり(窮極)を象徴するものと見なされました。

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大聖堂で「教団創立83周年記念式典」 庭野会長が啓白文を奏上し法話 (動画あり)

立正佼成会創立の意義をかみしめる「教団創立83周年記念式典」が3月5日、大聖堂(東京・杉並区)で挙行された。

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一食平和基金 エチオピア北部・ティグレ州の避難民を支援 200万円の拠出を決定 UNHCRを通しキャンプへ送付

立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会はこのほど、エチオピア北部ティグレ州で発生する避難民への支援に、200万円の拠出を決定した。

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庭野会長 「朔日参り(布薩の日)」式典で法話 いのちの実相に感謝を

3月1日、立正佼成会の「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典が大聖堂(東京・杉並区)で挙行され、庭野日鑛会長が法話を述べた。式典の模様は、インターネットの動画共有サイトを使って、会員向けにライブ配信された。

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佼成看護専門学校卒業証書授与式 第50期生20人が門出迎える

佼成看護専門学校の「第50回卒業証書授与式」が3月1日、セレニティホール(東京・杉並区)で行われ、50期生20人が門出を迎えた。

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「親子で取り組むゆめポッケ」配付先発表 全国から寄せられた8285個、4カ国へ

令和2年度の「親子で取り組むゆめポッケ」の取り組みで、全国から寄せられたゆめポッケの総個数と配付先がこのほど、立正佼成会青年ネットワークグループから発表された。全国から本部に届けられたゆめポッケは8285個。同グループで、協力団体の情報を基に配付先が検討され、アフガニスタン、パレスチナ・ガザ地区、レバノン、フィリピン・ミンダナオ島に決定した。

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