唯仏与仏(69) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

大乗仏教では「煩悩即菩提(ぼんのうそくぼだい)」という考え方で、「煩悩」があるから「菩提」を求め、救いの世界、悟りの境界に達することができる、と教えています。

では、「煩悩」を「菩提」に転ずるには、どうすればいいのでしょうか。

まず、「自分はいたらない人間である」と反省することです。すると、「我(が)」を張っていた心が消えて、多くの人に支えられているという思いが、胸のなかにスッと入りこんできます。

(『庭野日敬平成法話集2 我汝を軽しめず』の一節を抜粋して掲載します。今回は同書134ページから)

※『庭野日敬平成法話選集2 我汝を軽しめず』について
佼成出版社ウェブサイト https://www.kosei-shuppan.co.jp/book/b511184.html