東日本大震災から10年 本会一食平和基金と連携し福島を支援したNPO法人「福伝」の代表に聞く

東日本大震災、東京電力福島第一原子力発電所の事故から10年が経過した。福島県では現在も3万人以上が県内外に避難する。立正佼成会一食(いちじき)平和基金は2014年から、地域のニーズに沿って支援活動にあたる市民団体に資金を助成。これまで36団体に4980万円を拠出した。同基金と連携し、助成先の選定や現地でのコーディネートを担ってきたのはNPO法人「ふくしま地球市民発伝所」(福伝)だ。その立ち上げから今日までの活動を二人三脚で牽引(けんいん)してきた竹内俊之代表理事と藤岡恵美子事務局長に、福島の現状と課題、活動の歩みを聞いた。なお、福伝の活動は年内で終了することが決まっている。(本文敬称略)

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新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(27)

国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、横須賀教会支部長、大田教会会員です。

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バチカンから見た世界(106) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

「共に天を見つめ地を歩こう」 教皇がイラクの諸宗教指導者に呼びかけた言葉の意味

2003年に起きたイラク戦争の直前、ローマ教皇ヨハネ・パウロ二世は、同国のサダム・フセイン大統領と米国のジョージ・ブッシュ大統領に特使を派遣した。米国を中心とする有志連合による軍事介入を回避するためだった。

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心ひとつに――東日本大震災から10年 庭野貴市原町教会長に聞く

直接会えずとも「あなたを思っている」という温かい心でつながる

私は昨年12月、原町教会長を拝命しました。

原町教会は、東日本大震災とその後の東京電力福島第一原子力発電所の事故により、深刻な被害を受けました。影響は今も続いており、全6支部のうち原発から半径20キロ圏内にあたる浪江、大熊、富岡、都路の4支部では会員さんのほとんどが県内外に避難しています。

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立正佼成会 庭野日鑛会長 3月の法話から

3月に大聖堂で行われた式典から、庭野日鑛会長の法話を抜粋しました。(文責在編集部)

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非暴力による解決を――アジアとミャンマーの枢機卿が呼びかけ(海外通信・バチカン支局)

アジア全域のカトリック教会を代表する12人の枢機卿はこのほど、ミャンマーで2月1日にクーデターを起こした国軍のほか、同国の政治指導者、抗議デモの参加者、全ての諸宗教指導者、カトリック教会に対して、「平和」の重要性を訴える合同の声明文を公表した。

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現代を見つめて(59) 自分事とは 文・石井光太(作家)

自分事とは

近年、新聞等のマスメディアでジェンダー(社会的につくられた性)の問題が取り上げられることが多くなった。

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唯仏与仏(71) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話

平和な世界の実現は、私たち宗教者の切なる願いです。けれども、「諸法無我」の教えをかみしめればわかるように、もちつもたれつの関係のなかで、一人でも幸せになれない人がいるなら、全体も幸せではないのです。

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大人のSNS講座(5) 文・坂爪真吾(一般社団法人ホワイトハンズ代表理事)

SNSの落とし穴

社会現象になっているマンガ「鬼滅の刃」。我が家でも小学生の息子と妻が夢中になり、単行本全23巻+外伝+ファンブックが全て揃(そろ)っています。父親の私も、ネット通販大手アマゾンで定価の数倍で売られている「鬼滅の刃マンチョコ(30個セット)」をとうとう買ってしまいました。オマケのシールを集めずにはいられないという習性を幼児期に刷り込まれた、アラフォーのビックリマン世代の悲しい性(さが)です。

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本会ウェブサイトがリニューアル 閲覧しやすく、内容も充実

立正佼成会のウェブサイトが3月7日にリニューアルされた。3年ぶりとなる今回のリニューアルでは、サイト内の情報を整理し、レイアウトを一新。内容もより充実させて、閲覧の利便性を一層高めた。利用者のニーズが高まる中、同サイトを通じた情報の発信、会員をはじめとした閲覧者のさらなる活用に期待が寄せられている。

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