教皇とノーベル平和賞受賞者・ヤジディ教徒のムラド氏が懇談(海外通信・バチカン支局)
イラクの少数派であるヤジディ教徒で、2018年にノーベル平和賞を受賞したナディア・ムラド氏が8月26日、夫と共にバチカンを訪問し、ローマ教皇フランシスコと懇談した。同日、「バチカンニュース」が伝えた。
【上智大学教授・根本敬さん】クーデターから7カ月 今、ミャンマーは
ミャンマーで国軍がクーデターを起こしてから、9月1日で7カ月が経過した。クーデター直後は連日、市民による抗議デモが各地で行われたが、国軍が武力で封じ込みに乗り出し、現在、表立った抗議は減ったと伝えられる。一方、新型コロナウイルスの変異株が猛威を振るい、感染拡大が続いている。ミャンマーの近現代史が専門で、政治に詳しい上智大学の根本敬教授に同国の現状を聞いた。
バチカンから見た世界(112) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
政情不安のアフガンから東京パラリンピックに参加した2人の選手
イタリアには、「オオカミは、毛が生え変わっても悪癖は直らない」という諺(ことわざ)がある。オオカミは季節的に換毛するが、他の動物を襲うという本能を失うことはないということから、「表面的な変化を見せても、本質は変わらない」という意味で使われる。さて、8月15日に「アフガニスタン・イスラーム首長国」の樹立を宣言したイスラーム主義勢力のタリバンはどうだろうか。
幸せをむすぶ「こども食堂」(8) 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)
コロナ禍で引き寄せた応援
前回、コロナ禍でこども食堂の「つながり続ける力」が発揮された、と書きました。一堂に集まって会食することが難しくなっても、半数近いこども食堂が弁当配布や食材配布でなんとか人々とつながり続けようとしました。コロナ禍が長引く中でその割合はむしろ増え、今では7割のこども食堂が弁当・食材配布等を行っています。
唯仏与仏(89) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
「仏さま」というと、私たちはまず「久遠実成(くおんじつじょう)の本仏(ほんぶつ)」やお釈迦さまを思い浮かべますが、ご先祖さまも「仏さま」なのです。
TKWO――音楽とともにある人生♪ テナートロンボーン・石村源海さん Vol.3
昨年は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、演奏会の中止が続いた。入団1年目だった石村源海さんは、もどかしい思いを経験したが、その中でも楽団員や来場客との関わりから、これまでになく「演奏できる幸せ」を実感したと話す。Vol.3では、トロンボーン奏者として意識していることや、吹奏楽部でトロンボーンを担当する学生へのアドバイスを聞いた。
新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(34)
国内で新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、大館教会学生部員、静岡教会支部長です。
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長 湯浅誠氏 『つながり続ける こども食堂』発刊
本紙連載「幸せをむすぶ『こども食堂』」の著者である湯浅誠氏の『つながり続ける こども食堂』(中央公論新社)がこのほど発刊されました。
【国連WFP日本事務所代表・ 焼家直絵さん】「なくても与える」――私たちが今、学ぶべき大事な共助の精神
世界最大の人道支援機関である国連世界食糧計画(国連WFP)。立正佼成会一食(いちじき)平和基金も国連WFP協会を通じて長年、食糧支援などに協力している。紛争、自然災害による食料危機が起きた際に、いち早く現地に向かい、支援を行ってきた。その実績が評価され、昨年、ノーベル平和賞を受賞した。その授賞式でも、デイビッド・ビーズリー事務局長は、この時も世界では飢餓が起きていると警告を発した。新型コロナウイルスが流行する中で、世界の現状はどうなっているのか――国連WFP日本事務所の焼家直絵代表に話を聞いた。