利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(55) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)
“コロナ敗戦”の政治的因果
東京の感染者数は、東京五輪開催中から急上昇して医療崩壊が生じ、ついに日本の感染状況は世界の中でも有数の水準に達してしまった。自宅などで死亡した感染者も当然増え、8月には全国で250人、都内だけで112人確認された(朝日新聞=9月13日、TBSニュース=9月14日)。
唯仏与仏(92) 立正佼成会 庭野日敬開祖法話
「慈悲」の「慈」というのは、人を幸せにしてあげたいという気持ちで、「悲」というのは、人の苦しみを軽くして、救ってあげたいという気持ちのことです。人間のあたたかい感情は、この「慈悲」というものに発しています。
幸せをむすぶ「こども食堂」(9) 文・湯浅誠(認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長)
災害と「こども食堂」
前回まで、「居場所」は暮らしにとってエッセンシャルなもので、だからこそ、「こども食堂」の人たちはコロナ禍でも活動を続けたし、それを政府・企業含めて多くの人たちが後押ししてくれている、とお伝えしてきました。その行為を一言でいえば、「つながり続ける」ということだとも表現しました。今回は、それを踏まえて、災害との関係を考えてみたいと思います。
TKWO――音楽とともにある人生♪ アルトクラリネット・瀧本千晶さん Vol.3
瀧本千晶さんが東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)に入団して、今月で1年が経つ。最終回では、楽団の中でアルトクラリネットパートを担う上での苦労や団員として大切にしていること、吹奏楽部員に向けたメッセージなどを紹介する。
長沼脇祖の遺徳を偲ぶ「脇祖さま報恩会」 庭野会長が法話 (動画あり)
立正佼成会の創立と発展に庭野日敬開祖と共に尽くした長沼妙佼脇祖。その祥月命日にあたる9月10日、「脇祖さま報恩会」が大聖堂(東京・杉並区)で行われた。新型コロナウイルス感染防止のため会員は参集せず、式典の様子がインターネットの動画共有サイトを通してライブ配信(会員限定)された。法話に立った庭野日鑛会長は、合掌礼拝(らいはい)によって身心を整え、一人ひとりが社会の灯(ともしび)となって生きていくことの大切さを説いた。
第9回「ACRP東京大会」迫る 法輪閣を拠点に10月19日から22日までオンラインで開催
『行動するアジアの宗教コミュニティ:誰一人取り残さない、健やかで豊かなアジアの平和をめざして』をメーンテーマに、アジア宗教者平和会議(ACRP)の第9回「ACRP東京大会」が10月19日から22日まで、法輪閣(東京・杉並区)を拠点にオンラインで開催される。同大会は当初、昨年10月に東京で開催される予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今秋に延期されていた。大会の概要と根本信博事務総長の談話を紹介する。
佼成病院の開院記念日に寄せて 庭野会長がメッセージおくる
立正佼成会附属佼成病院(東京・杉並区)が9月9日に開院69周年記念日を迎えた。これに合わせ、庭野日鑛会長は『開院六十九周年(新病院七周年)に寄せて』と題するメッセージを同病院におくった。メッセージは全職員に伝えられた。
佼成学園「創立記念式典」 自らのいのちに深い感慨を 庭野学園長が諭告
学校法人佼成学園の「令和3年度創立記念式典」が9月7日、大聖堂(東京・杉並区)で行われた。新型コロナウイルスの感染防止のため、式典の様子はインターネットで配信され、佼成学園中学・高校の生徒1195人は自宅で、佼成学園女子中学・高校の生徒716人は教室で映像を視聴した。