新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(42)
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、両沼教会会員と秩父教会会員です。
共生へ――現代に伝える神道のこころ(10) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)
いつの時代も感染症の厄難に対し、防疫を願う人の心に寄り添う神社
今年のお正月の初詣は、例年の光景とは大いに異なる様相であった。明治神宮や成田山新勝寺、川崎大師などをはじめ、東京や大阪、京都など各地の有名な社寺で「一月一日の参拝者が昨年比で何割減少した」などと、社頭の様子を新聞やテレビ等のマスメディアが報じた。昨年一月末から続く新型コロナウイルスの感染拡大は、従来の元日風景までも一変させたのである。例年、三が日の参拝者が三百万人を超える明治神宮では、新型コロナウイルスの感染防止策の一つである「密」を避けるために、大晦日(おおみそか)の夜から元旦までの夜間閉門が実施されたことは、読者の方々も記憶にあるだろう。
カナダ先住民のバチカン訪問が延期(海外通信・バチカン支局)
12月17日から20日までに予定されていた、カナダ先住民の代表者のバチカン訪問とローマ教皇フランシスコへの謁見(えっけん)が延期されることになった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大に伴い、海外渡航による健康への不安と感染拡大の危険性を熟考したもので、先住民の代表者と同国カトリック司教会議が同7日に合同声明文を通じて公表した。
SDGsの取り組みたたえる「RKアワード」 受賞作決定 ウェブサイトで発表
国連が掲げる「持続可能な開発目標」(SDGs)達成に向け、立正佼成会の各教会やグループ、会員個人の創造的な取り組みを表彰する第1回「RKアワード」(主管・青年ネットワークグループ)の各受賞作が決まり、11月15日に「青年の日」ウェブサイトで発表された。RKアワードは、「青年の日」のコンセプトにSDGsの視点が加わったことを受け、家庭や地域などでの積極的な取り組みを奨励し、その報告を皆で共有して一人ひとりの学びや成長につなげてほしいとの願いからつくられた。「People=人間」「Prosperity=豊かさ」「Planet=地球」「Peace=平和」「Partnership=パートナーシップ」の五つの部門(五つのP部門)からなり、それぞれに賞が設けられている。
「一食ユニセフ募金」 コロナ禍の中で寄せられた浄財を贈呈 日本ユニセフ協会・早水専務理事に
全国の立正佼成会の青年部員らが家庭や街頭で取り組んだ「一食(いちじき)ユニセフ募金」の贈呈式が11月29日、法輪閣(東京・杉並区)で行われた。今年は1126万2120円が集まり、そこに「一食平和基金」(「一食を捧げる運動」の献金を財源)からの助成金を加え、総額3419万1000円が公益財団法人日本ユニセフ協会に贈られた。
中央学術研究所が『大乗仏典思想叢書』第4号、第5号を発刊 法華経の原典研究に寄与
中央学術研究所は11月15日、漢訳『妙法蓮華経(法華経)』の原典(底本)研究に寄与する『Philosophica Mahāyāna Buddhica Monograph Series(大乗仏典思想叢書=そうしょ)』の第4号『マハーヴァスツ――正順逆順詩脚索引』、第5号『ラリタヴィスタラ――正順逆順詩脚索引』の2点を発刊した。同研究所学術研究室の西康友主幹が編纂(へんさん)した。
新宿教会 LGBT基礎講座 新宿区議会議員よだかれん氏の講演をオンライン配信
性的少数者への理解を深め、正しい知識を得て当事者の苦しみに寄り添うことを目指して、立正佼成会新宿教会は11月28日、「今さら聞けないLGBT基礎講座」を教会道場で開催した。当日は、新宿区議会議員でトランスジェンダーのよだかれん氏が講演。その内容をオンラインで配信し、会員や市民ら約120人が視聴した。同講座は、教団が会員の発心に基づく活動を応援する「私たちの“発”」応援プログラムの一環として行われた。
庭野会長 「朔日参り(布薩の日)」式典で法話 法華経精神をもって精進を
12月1日、立正佼成会の「朔日(ついたち)参り(布薩=ふさつ=の日)」式典が東京・杉並区の大聖堂で行われた。式典の様子はインターネットを通じてライブ配信(会員限定)された。
本会モンゴル・ウランバートル支部 首都住民に一食助成で医療支援 新型コロナ感染拡大を受け
モンゴルの立正佼成会ウランバートル支部は先ごろ、新型コロナウイルス感染症が広がる首都ウランバートルで住民にマスクなどの衛生用品を配布し、医師、薬剤師の会員が医療相談を行った。