共生へ――現代に伝える神道のこころ(11) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)
あらゆる場所に神を祀り安寧を願う 現代社会における鎮守の神の在り方
明治四十五(一九一二)年、文部省発行の『尋常小學唱歌(第三學年用)』(音楽教科書)に掲載された「村祭」の歌詞の冒頭に、「村の鎮守」という言葉が登場する。「村祭」は、GHQ(連合国軍総司令部)による占領下の昭和二十二(一九四七)年に三番の歌詞の一部に改変がなされたものの、戦後も長く歌い継がれてきた唱歌であり、読者の方の中にもかつて、小学校時代にこの唱歌に触れた方がいるだろう。
「世界の軍事費の均衡ある削減を」など海外の宗教ニュース(海外通信・バチカン支局)
世界の軍事費の均衡ある削減を
ローマ教皇フランシスコは12月12日、バチカン広場で行われた正午の祈りの席上、ロシアが国境地帯に軍を集結させて急速に緊張の高まっているウクライナ情勢に言及し、「ウクライナとその周辺での緊張が、武器ではなく、国際的な交渉によって解決されるように願う」と訴えた。さらに、「武器の生産が昨年よりも増加という最近の統計を読み、苦痛を感じている」と述べ、「武器は、(平和への)道ではない」と唱えて現状を非難した。
バチカンから見た世界(117) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
後退する民主主義に教皇が警鐘
キプロス島訪問を終えたローマ教皇フランシスコは12月4日にギリシャの首都アテネに到着した。大統領府でカテリナ・サケラロプル大統領、キリアコス・ミツォタキス首相と懇談した後、政府関係者、市民社会の代表者、外交団らと面会した席上、スピーチを行った。
感謝を胸に「成道会」 大乗菩薩道を歩む決意を新たに (動画あり)
釈尊が悟りを開いた意義をかみしめ、報恩感謝の心でさらなる布教伝道を誓う「成道会」が12月8日、立正佼成会の大聖堂(東京・杉並区)で挙行された。式典の映像は、インターネットの動画共有サイトを通して会員にライブ配信された。法話に立った庭野日鑛会長は、一生をかけて「心田を耕す」という仏教徒の姿勢を説示し、成道会を通して、「大乗菩薩道」を歩む決意を新たにする大切さを述べた。
「六花の会」がオンラインで代表世話人会 来年の活動計画を審議
仏教精神を生かした経営を目指す経営者や個人事業主の立正佼成会会員(有志)によるネットワーク「六花(りっか)の会」。その代表世話人会(今年下半期)が12月11日、オンラインで開催された。各支教区や教会で行われている「仏教経営者塾」の世話人の代表者、教団役職者ら33人が参加した。
WCRP/RfP日本委共催 オンラインでシリア難民留学生受け入れ事業の成果報告会
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と一般財団法人パスウェイズ・ジャパンの共催による「シリア難民留学生受け入れ事業」の成果報告会が12月11日、オンラインで行われた。宗教者や同日本委の賛助会員、支援団体の関係者ら約100人が視聴した。
佼成学園高アメフト部 関東大会で優勝、クリスマスボウルへ
高校日本一を決めるクリスマスボウルへの出場権をかけた「第52回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会」の関東地区決勝が12月12日、神奈川・川崎市の富士通スタジアム川崎で行われた。佼成学園高校アメフト部「ロータス」(東京代表)は、早稲田大学高等学院「ベアーズ」(同)を31対0で下し、6年連続の優勝を果たした。