WCRP/RfPミャンマー委員会顧問のボー枢機卿に聞く 「ミャンマー・ハイレベル諸宗教使節団」の会合を終えて(1)

ミャンマーの平和構築のため5月23、24の両日、「ミャンマー・ハイレベル諸宗教使節団」の会合がヤンゴンで行われた。使節団は、この会合での議論などを踏まえ、公開書簡「ミャンマーの平和と発展に関する諸宗教の展望――世界の宗教指導者からミャンマーの人々への手紙」を採択。25日に首都ネピドーにある外務省を訪れ、未来への展望を記した公開書簡をアウンサンスーチー国家顧問に提出した。会合を主催した世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)ミャンマー委員会顧問であるカトリックのチャールズ・ボー枢機卿に、今回の一連の取り組みの成果、宗教協力の意義などについて聞いた。

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ミャンマー・ハイレベル諸宗教使節団による公開書簡 「平和な未来への展望」をミャンマーの人々と共に

ミャンマー・ハイレベル諸宗教使節団全員の署名が入った公開書簡「ミャンマーの平和と発展に関する諸宗教の展望――世界の宗教指導者からミャンマーの人々への手紙」は、5月25日にアウンサンスーチー国家顧問に手渡された。同時にウェブサイトで公表され、同国のマスメディアにも届けられた。その内容を紹介する。(世界宗教者平和会議=WCRP/RfP=日本委員会の仮訳に、一部言葉を補いました。文責在編集部)。使節団の会合ニュースはこちら

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急増する難民と移民に関する行動計画策定会合 WCRP/RfP日本委の杉谷理事長が発題

増加の一途をたどる世界の難民や移民に対する保護や支援活動をどうするか。国連ローマ教皇庁政府代表部と国際カリタス主催の「難民と移民に関するグローバル・コンパクト策定のための諸宗教会合」が5月3日、ニューヨークの国連本部で開催された。これは年内に国連で採択されることになっている「グローバル・コンパクト(行動計画)」に宗教的視点を盛り込むことを目的に開かれたもの。

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WCRP/RfP日本委「第25回理事会」 日本UNHCR・NGO評議会加盟へ

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会の「第25回理事会」が5月30日、東京・江東区のカトリック中央協議会で行われた。杉谷義純理事長(天台宗・妙法院門跡門主)を含む理事16人が参加。立正佼成会から庭野光祥次代会長、川端健之理事長が出席した。

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紛争や貧困に苦しむ世界の友へ 「ゆめポッケ」キャンペーンが今年も

立正佼成会の小学生、中学生とその家族が主体となって行う平和活動であり、今年で20年目となる「親子で取り組むゆめポッケ」のキャンペーンが、6月1日から始まっている。真心が詰まったゆめポッケは、これまで世界の子供たち約79万人に配付された。現地からは、喜びや感謝の声が数多く寄せられている。

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それでいいんだよ わたしも、あなたも(2) 文・小倉広(経営コンサルタント)

「正の注目」が上手にできません

私の専門分野であるアドラー心理学では、勇気づけの基本として「正の注目」を大切にしています。

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吹奏楽の普及・発展に寄与 全日本吹奏楽連盟から本会とTKWOに感謝状

日本の吹奏楽の普及・発展に寄与したとして、立正佼成会と東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)に一般社団法人・全日本吹奏楽連盟(丸谷明夫理事長)から感謝状が贈られた。5月25日、東京・墨田区のホテルで行われた同連盟の創立80周年記念式典の席上、川端健之本会理事長、TKWOの林總太郎楽団長に手渡された感謝状は、本会とTKWOのほか4団体に贈呈された。

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特集・ありがとう普門館(1) 厳しくも愛おしいホール、それが普門館だった 大阪府立淀川工科高校名誉教諭・吹奏楽部顧問(一般社団法人・全日本吹奏楽連盟理事長) 丸谷明夫

胸にはいつも、普門館

指揮台を降り、客席に向かって一礼し、顔を上げパッと天井に目をやりました。広々とした天井には小さな無数のライトが灯(とも)っていて、まるで星空のようでした。ゴージャスさと同時に、都会を離れ、空気のいい場所で見上げたさわやかな空――吸い込まれるような天井の美しさに、そんな印象を受けました。1977年、大阪府立淀川工業高等学校(現・淀川工科高校)が出場した「全日本吹奏楽コンクール全国大会」で初めて普門館の舞台に立った時のことです。5000人を収容できる巨大なホールもさることながら、ロビーも広くて豪華で、ゆったりとした客席は応接室のようにくつろげる空間でした。

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核兵器禁止条約を考える――日本の対応をめぐって WCRP/RfP日本委などによる連続講座・第2回

「核の脅威削減」に向けた連続講座(全4回)の第2回が5月27日、明治学院大学白金キャンパスで開かれた。日本パグウォッシュ会議、世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会、明治学院大学国際平和研究所(PRIME)の共催によるもので、核を巡る近年の国際情勢を学び、核の脅威を取り除くための取り組みを専門家と市民の対話を通して検討する。今回のテーマは『核兵器禁止条約を考える――日本の対応をめぐって』。約30人が参加した。

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福岡五大祭「風治八幡宮 川渡り神幸祭」に本会田川教会が長年協力

稲穂を模した五色の馬簾(ばれん)が宙を舞う。11基の幡山笠と金色に輝くみこしが川の中で水しぶきを上げた――五穀豊穣(ほうじょう)と無病息災を祈願する「風治八幡宮 川渡り神幸祭(じんこうさい)」が5月19、20の両日、福岡・田川市で行われ、立正佼成会田川教会の会員延べ169人が参加した。

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