新着

ペイ・フォワード 渡波水産加工業協同組合が石巻教会を通じ、能登の人々を支援

東日本大震災の被災地に寄せられた全国からの真心が、13年の時を超えて能登の地へ。Pay it forward(ペイ・フォワード=恩送り)――。それは3月上旬、立正佼成会石巻教会元外務部長(75)のもとに入った一本の電話から始まった。

続きを読む

バチカンから見た世界(154) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

教皇が自叙伝を刊行(4)―「貧者を忘れるな」と諭されアッシジの聖フランシスコを名乗る―

教皇ベネディクト十六世の生前退位という、カトリック教会史上でもまれな出来事を受けて執り行われた2013年の教皇選挙。ブエノスアイレス大司教のベルゴリオ枢機卿(ローマ教皇フランシスコの俗称はホルヘ・マリオ・ベルゴリオ)が、自身に多数の票が集まり、新教皇に選出されつつあることを感知したのは、何人かの有権者枢機卿から投げかけられた冗談や質問によってであったと、3月19日に刊行した自身の自叙伝で明かしている。

続きを読む

絵画で紡ぐ物語 ~山口暁子の世界~ 4月

『花の洗礼』

桜の花言葉は「精神の美」だそうです。精神の美しさにはいろいろな解釈があると思いますが、私の中では、利己的でないこと、謙虚で優しくあること、夢や希望を捨てないことが含まれるように感じます。世の中がますます混沌(こんとん)としていく中、夢と希望について自分なりに表してみたく、この作品を描きました。

続きを読む

内藤麻里子の文芸観察(55)

澤田瞳子さんの『のち更に咲く』(新潮社)は、こんなに自由に平安時代を描くのかと、驚きを禁じ得ない王朝エンターテインメントである。歴史の裏にあったかもしれない秘密に、藤原道長邸に仕える女房が迫る。次から次へと現れる謎、ミステリアスな人間ドラマから目が離せない。

続きを読む

食から見た現代(4) 「おかわり」と言えない高校生〈後編〉 文・石井光太(作家)

校舎の一階の奥にある食堂からは、午後5時を過ぎると胃袋をくすぐるような食事の匂いが漂ってくる。毎晩3名の調理師が広いキッチンに立ち、「完全自校式(校内ですべて調理する)」で給食を作っているのだ。

続きを読む

バチカンから見た世界(153) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)

教皇が自叙伝を刊行(3)―前教皇の生前退位後、権力闘争による教会分裂の危機に苦しんだ教皇フランシスコ―

1982年からのフォークランド紛争(マルビナス戦争)に敗北したアルゼンチン軍事独裁政権は、国民の支持を失い崩壊した。85年には、同政権によって殺害、拉致されて行方不明となった人々を弔い、彼らの正義を求めると同時に、軍政幹部の責任を追及する裁判が開始された。

続きを読む

佼成病院で「閉院式」 72年の歴史に区切り(動画あり)

立正佼成会附属佼成病院(東京・杉並区)の閉院式が3月19日、同病院観音ホールで行われた。市村正一院長はじめ副院長、各診療科の部長ら関係者約60人が参集。本会から熊野隆規理事長、橋本雅史常務理事、川本貢市理事(東京教区長、杉並教会長)、榎本光良時務部長が出席した。

続きを読む

八戸教会 春を告げる伝統行事「八戸えんぶり」の鑑賞会を開催

華やかな烏帽子(えぼし)をかぶった太夫(たゆう)が、春の到来を告げるように激しく舞い踊る――。青森・八戸市では毎年2月、豊作を願う祭り「八戸えんぶり」が盛大に行われる。こうした郷土芸能への理解を深めようと、立正佼成会八戸教会は同18日、地元で活動する「小中野えんぶり組」を招き、教会道場で鑑賞会を開催した。

続きを読む

対談・フィリピン残留日本人二世を支えて 石川義久在ダバオ日本国総領事、猪俣典弘PNLSC代表理事

戦前、フィリピンには多くの日本人が移住し、現地の人々と共に生きていた。しかし太平洋戦争で激戦地となり、戦後に多くの日系二世が現地に取り残された。彼らは、反日感情による差別や迫害を受けた上、日本人としても認められず今も無国籍状態のまま生きている。平均年齢が83歳になるフィリピン残留日本人二世の日本国籍回復をサポートする石川義久在ダバオ日本国総領事と、NPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンター(PNLSC)の猪俣典弘代表理事に、対談を通して取り組みに懸ける思いや今後の支援などを聞いた。(本文敬称略)

続きを読む

利害を超えて現代と向き合う――宗教の役割(84) 文・小林正弥(千葉大学大学院教授)

悪事露呈の時代

自民党の政治資金パーティー裏金問題は国民の失望を招いている。衆議院に続いて、参議院でも政治倫理審査会が開催されたが、ほとんど新しい事実は明らかにならなかった。そこで、野党4党は証人喚問を要求し始めた。これは、当然だろう。

続きを読む