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バチカンから見た世界(117) 文・宮平宏(本紙バチカン支局長)
後退する民主主義に教皇が警鐘
キプロス島訪問を終えたローマ教皇フランシスコは12月4日にギリシャの首都アテネに到着した。大統領府でカテリナ・サケラロプル大統領、キリアコス・ミツォタキス首相と懇談した後、政府関係者、市民社会の代表者、外交団らと面会した席上、スピーチを行った。
感謝を胸に「成道会」 大乗菩薩道を歩む決意を新たに (動画あり)
釈尊が悟りを開いた意義をかみしめ、報恩感謝の心でさらなる布教伝道を誓う「成道会」が12月8日、立正佼成会の大聖堂(東京・杉並区)で挙行された。式典の映像は、インターネットの動画共有サイトを通して会員にライブ配信された。法話に立った庭野日鑛会長は、一生をかけて「心田を耕す」という仏教徒の姿勢を説示し、成道会を通して、「大乗菩薩道」を歩む決意を新たにする大切さを述べた。
「六花の会」がオンラインで代表世話人会 来年の活動計画を審議
仏教精神を生かした経営を目指す経営者や個人事業主の立正佼成会会員(有志)によるネットワーク「六花(りっか)の会」。その代表世話人会(今年下半期)が12月11日、オンラインで開催された。各支教区や教会で行われている「仏教経営者塾」の世話人の代表者、教団役職者ら33人が参加した。
WCRP/RfP日本委共催 オンラインでシリア難民留学生受け入れ事業の成果報告会
世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会と一般財団法人パスウェイズ・ジャパンの共催による「シリア難民留学生受け入れ事業」の成果報告会が12月11日、オンラインで行われた。宗教者や同日本委の賛助会員、支援団体の関係者ら約100人が視聴した。
佼成学園高アメフト部 関東大会で優勝、クリスマスボウルへ
高校日本一を決めるクリスマスボウルへの出場権をかけた「第52回全国高等学校アメリカンフットボール選手権大会」の関東地区決勝が12月12日、神奈川・川崎市の富士通スタジアム川崎で行われた。佼成学園高校アメフト部「ロータス」(東京代表)は、早稲田大学高等学院「ベアーズ」(同)を31対0で下し、6年連続の優勝を果たした。
新型コロナウイルスへの対応の中で 教えを支えに日々を過ごす会員たち(42)
新型コロナウイルスの感染拡大が続き、立正佼成会ではさまざまな集いを控えています。こうした中、会員はどのような思いで過ごしているのでしょうか。それぞれの場で精進を重ね、サンガ(教えの仲間)と心をつないでいる会員の声を紹介します。今回は、両沼教会会員と秩父教会会員です。
共生へ――現代に伝える神道のこころ(10) 写真・文 藤本頼生(國學院大學神道文化学部准教授)
いつの時代も感染症の厄難に対し、防疫を願う人の心に寄り添う神社
今年のお正月の初詣は、例年の光景とは大いに異なる様相であった。明治神宮や成田山新勝寺、川崎大師などをはじめ、東京や大阪、京都など各地の有名な社寺で「一月一日の参拝者が昨年比で何割減少した」などと、社頭の様子を新聞やテレビ等のマスメディアが報じた。昨年一月末から続く新型コロナウイルスの感染拡大は、従来の元日風景までも一変させたのである。例年、三が日の参拝者が三百万人を超える明治神宮では、新型コロナウイルスの感染防止策の一つである「密」を避けるために、大晦日(おおみそか)の夜から元旦までの夜間閉門が実施されたことは、読者の方々も記憶にあるだろう。
カナダ先住民のバチカン訪問が延期(海外通信・バチカン支局)
12月17日から20日までに予定されていた、カナダ先住民の代表者のバチカン訪問とローマ教皇フランシスコへの謁見(えっけん)が延期されることになった。新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大に伴い、海外渡航による健康への不安と感染拡大の危険性を熟考したもので、先住民の代表者と同国カトリック司教会議が同7日に合同声明文を通じて公表した。