「一食オンライン事業報告会」開催 国連WFP協会から感謝状

報告会では、認定NPO法人国連WFP協会事業部の森田美香氏が、国連世界食糧計画(国連WFP)の活動について説明した(Zoomの画面)
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会(委員長=山中快之教務部長)主催の「一食オンライン事業報告会――南スーダンにおける学校給食事業」が9月26日に開催され、全国各教会の一食実践者ら約230人が視聴した。
この報告会は、「一食啓発月間」(9月)の期間中に、参加者が「一食を捧げる運動」(一食運動)の支援先にいる人々の現状や社会的背景、事業の成果について触れることで、一食運動の意義を実感するとともに、さらなる実践や推進に励む機縁とするもの。「“楽しくまなぼう”いちじきFUN×FANキャンペーン」の一環として5月に行われた「“楽しくまなぶ”学習会のススメ」に続く取り組みだ。
当日は、認定NPO法人国連WFP協会事業部の森田美香氏が、国連世界食糧計画(国連WFP)の活動について、食料を中心とした緊急支援などの「飢餓から救う」活動と、子どもたちの自立を後押しする学校給食支援などの「未来を救う」活動に大別されると説明。その上で、現在、一食の支援を受ける「南スーダンにおける学校給食事業」を行う背景には、紛争などの影響で国民の約半数が食料不安に直面し、多くの子どもが栄養失調に陥る同国の現状があると述べた。
これを受け、国連WFPでは、学校菜園や地元の農家で収穫した栄養豊富な食材を使い、調理師として地域の人たちを雇って給食を提供。結果的に、子どもの栄養改善と就学率の向上のみならず、新たな雇用の創出や経済の活性化にもつながり、住民から喜びの声が多数上がっていることを、写真や動画を交えて報告した。その一人、小学6年生のリリアンさんは、「しっかり勉強して看護師になり、病気に苦しむ人たちを助けたい」と語った。
また、子どもの頃に学校給食を受け、今は国連WFPの職員としてガーナで広報活動を行うアブドゥル=ワハブ・モハメド氏が、「学校給食は教育を支え、農業や雇用と結びつきながら、社会全体に変化をもたらす取り組み」とコメントした内容も紹介された。
最後に、森田氏は、「皆さんの支援が南スーダンはじめ世界の子どもたちの食と学びを支え、明るい未来につながります」と述べた。

報告会の最後に、国連WFP協会事業部マネジャーの石川莉紗子氏が参加者全員に、一食への感謝状をオンライン上で贈呈した(Zoomの画面)
この後、一食から国連WFPへのこれまでの支援に対する謝意として、同協会事業部マネジャーの石川莉紗子氏によって感謝状が読み上げられ、画面越しに見守る参加者全員に向けて贈呈された。その後、各教会では語り合いの時間が持たれた。
なお、いくつかの教会では、報告会とは別日程で学習会が開かれ、一食運動の意義や支援事業について学びを深めた。





