札幌北教会で周年記念式典

立正佼成会札幌北教会は10月2日、札幌市のシャトレーゼガトーキングダムサッポロで発足30周年の記念式典を感染対策を施して開催した。

花や灯明などを供える奉献の儀、馬場可隆教会長を導師に読経供養が行われ、庭野日鑛会長の啓白文が奏上された。教会の歩みを振り返る映像の上映、功労者表彰に続き、女性会員(73)が体験説法。夫の死を機に始めた『法華三部経』の読誦(どくじゅ)を通じ、都合の悪い出来事を人のせいにしていた自分勝手な心を振り返るとともに、相手に寄り添える心境に変化した喜びを語り、さらなる布教伝道を誓った。

講話に立った近藤雅則北海道支教区長は、コロナ禍の影響で対面での出会いは減ったが、それはつながりが希薄になることと同じではないと強調。こうした状況だからこそ一人ひとりが真の信仰者として周囲の人に心を配り、絆を深めていくことが重要と述べた。