TKWO第159回定期演奏会 満員の聴衆を魅了

東京佼成ウインドオーケストラ(TKWO)による「第159回定期演奏会」が9月30日、なかのZERO(東京・中野区)で開催された。チケットが完売し、約1200人が来場した。

指揮は、TKWO首席客演指揮者の飯森範親氏が務めた。

当日は、深海を泳ぐクジラたちの雄大さを表現した「青い水平線(ブルー・ホライズン)」(F・チェザリーニ作曲)で開幕。続く「ダンス・ムーブメント」(P・スパーク作曲)では、世界の舞曲をモチーフとしたリズミカルな全4楽章が切れ目なく披露された。

後半では、幼い娘を亡くした作曲家が絶望から立ち直っていく過程を描いた「交響曲第3番」(J・バーンズ作曲)を演奏。約40分の大作が、流麗な音色とハーモニーで奏でられ、会場は満員の聴衆による万雷の拍手に包まれた。