釈尊の生誕を祝う「降誕会」 花御堂に置かれた誕生仏の像に甘茶かけ

全国各地で「花まつり」 市民に灌仏を呼びかけ

花まつりにちなみ、杉並教会では4月2日に「フラワーフェスティバル」を開催

全国の各教会で趣向を凝らした「花まつり」の催しが展開された。新潟教会は、包括地域の洋菓子店など16店舗に「花まつりケーキ」の製造を依頼。式典では、花まつり用に特別に作られたショートケーキやロールケーキなど16個を教会のご宝前に奉納した。また、4月2日から8日まで、各店舗では「花まつり」と記されたのぼり旗が掲げられた。

浅草花やしきの入園者に、花まつりをPRする台東教会の会員

佐倉教会では、稚児24人が介護老人福祉施設などを訪問。釧路、北広島、宮田、中津の各教会でも稚児らが地域の福祉施設を訪れ、歌や踊りを披露し、入所者と交流した。

このほか、多くの教会が観光地や駅頭で「花まつり」の意義を伝える取り組みを実施。台東教会は同2日、「浅草花やしき」の協力を得て、敷地内に花御堂(はなみどう)を設置し、来園者に灌仏(かんぶつ)を呼びかけた。高岡教会は、支部ごとに「花まつり」を行い、市内の駅や公園などに花御堂を設置し、道行く人々に花の苗を手渡した。

桑名教会では九華公園で、サリー姿の会員が花まつりの意義を伝えるチラシと菓子を市民に配布した

このほか、多くの教会が観光地や駅頭で「花まつり」の意義を伝える取り組みを実施。台東教会は同2日、「浅草花やしき」の協力を得て、敷地内に花御堂(はなみどう)を設置し、来園者に灌仏(かんぶつ)を呼びかけた。高岡教会は、支部ごとに「花まつり」を行い、市内の駅や公園などに花御堂を設置し、道行く人々に花の苗を手渡した。

桑名教会は、花の名所として知られる九華公園やJR桑名駅前など4カ所に花御堂を設置。サリーに身を包んだ青年女子部員が市民らに降誕会の意義を伝えるチラシと菓子を配布し、「花まつり」をアピールした。
姫路教会は城見台公園に花御堂を設置し、希望者にサリーの着付けを施すサービスを行った。また、郡山、高崎、立川、清水、浜田、広島、尾道などの教会が商店街や駅前、公園で「花まつり」のPRに取り組んだ。

降誕会

釈尊の生誕を祝う法会のことで、釈尊の遺徳を偲ぶ「涅槃会 」、釈尊が悟りを開いた意義をかみしめる「成道会」と並ぶ仏教三大行事の一つである。釈尊は、今から約2500年前、現在のインド国境に近いネパールの地、ルンビニーの花園で誕生した。降誕会は、尊い教え、かけがえのないいのちを頂いた有り難さをかみしめる日とされる。