令和4年を迎え、大聖堂で「元旦参り」 庭野会長が年頭誓願文を奏上

年頭誓願文

令和四年の年頭にあたり、仏弟子(ぶつでし)日鑛、謹(つつし)んで本仏釈尊の御前(みまえ)に、修行精進(しょうじん)の誓願(せいがん)を申し上げます。

昭和十三年に創立した本会は、本年創立八十四周年を迎え、法燈継承以来、三十年が経過いたしました。その今日に及ぶ歴史の礎(いしずえ)は、開祖さま、脇祖さまをはじめ、先輩幹部の皆様、信者さんの寝食(しんしょく)を忘れたご尽力によって築かれてきたものです。

このご恩に報いるために、来るべき教団創立百年を展望して、「人間形成の根本(こんぽん)道場」である家庭において、ご宝前を中心とした生活を営み、御本尊さまに感謝の誠を捧げつつ、夫婦として、父母として、親として、自らの家庭を斉(ととの)え、未来を担(にな)う子ども達の人格の形成をはかっていくことに力を傾注(けいちゅう)してまいります。

本年も昨年同様の自粛生活が続くものと予想される中、新型コロナウイルスの感染状況を見据え、本部・教会サンガと連絡をとりつつも、会員一人ひとりが自発的に工夫を凝らしながら、ご法の習学と布教伝道を実践させていただく日々を過ごしてまいります。

そして、我が国の歴史と伝統を踏まえ、その精神を受け継いだ立派な国を打ち立てていくことが、会員の使命であると心に刻み、創造的に真剣に大乗菩薩道を歩んでまいります。

 一心(いっしん)に仰(あお)ぎ見たてまつる久遠実成の御本尊
並びに十方(じっぽう)世界に遍満(へんまん)する、
諸仏・諸菩薩・諸天善神
私たちを法華経にお導きくださいました
開祖さま、脇祖さま
何とぞ、私たちの菩薩行をご照覧(しょうらん)くださいますように、宇宙における唯一(ただひとつ)の母なる水の惑星、この地球に平和が招来(しょうらい)されますように、一切(いっさい)の生きとし生けるものに平安がありますように、慈悲の御手(みて)を差し伸べ、ご守護くださいますようお願い申し上げます。
南無妙法蓮華経
令和四年元旦
立正佼成会 会長 庭野 日鑛
謹んで申し上げます