大田教会 「お会式」の集いに180人がオンラインで参加 つなげよう、そしてまた会おう

集いでは、お会式で躍動する会員の姿を収めた映像を配信。参加者は、自身の経験や思い出を語り、お会式の意義をかみしめた(「Zoom」の画面)

立正佼成会大田教会青年部は10月3日、ウェブ会議システムを使って『お会式~つながろう つなげよう そしてまた会おう』と題する集いを開催し、約180人が参加した。

同教会は毎年、「お会式・一乗まつり」の「一乗行進」に子供隊を含めて参加。また、日蓮宗大本山池上本門寺(東京・大田区)の「お会式」でもマトイ・万灯などを披露してきた。今回の集いは、新型コロナウイルス感染症の流行で昨年から「一乗行進」が中止される中、「お会式」の意義を改めてかみしめ、培ってきた仲間の絆を深めたいとの願いで企画された。

当日は、午前に子供隊の集いが行われた。少年部員たちは、お会式に関するクイズに挑戦した後、コロナ禍での学校や家庭での過ごし方を発表し合って交流を深めた。

午後の「一乗隊本部」の集いでは、教会道場と各家庭をオンラインで結び、読経供養を厳修。教会道場のご宝前で万灯責任者の壮年部員(59)が導師をつとめた。

続いて、お会式の由来や万灯、マトイの意味、本会のお会式の歴史をクイズ形式で確認。同教会の会員たちがこれまでのお会式で躍動する姿を収めた映像を配信した。

青年部員5人による体験発表も行われた。それぞれがお会式を通して得た功徳を報告。3年前に太鼓パートの“音取り”を務めた青年女子部員(19)は、練習中に手首を痛めながらも、仲間に支えられて務めることができたと振り返り、「全員で隊列を組み、行進するお会式修行の意味を、この経験を通して学びました。私の頑張りを認め、温かい言葉をかけてくださった方々、一緒に励まし合えた皆さんのおかげで、できたのだと思います」と語った。

この後、マトイ、笛、鉦(かね)、太鼓などのパート別に法座を実施。参加者は、自身の経験や思い出を語るとともに、日蓮聖人の遺徳を偲(しの)び、庭野日敬開祖を追慕・讃歎(さんだん)して、報恩感謝の心で菩薩行実践の誓いを新たにする「お会式・一乗まつり」の意義をかみしめた。

マトイ班の青年男子部員(28)は、「仲間と久しぶりに語り合うことができました。多くの先輩方がお会式の歴史をつくり上げてくれたことも知り、感謝が深まりました。また、みんなと一緒に行進できる日を楽しみにしています」と話した。