長沼妙佼脇祖生誕130年関連展示 本会発祥の地・修養道場、妙佼殿、「お山」で

庭野開祖、長沼脇祖が執務した室礼を再現

長沼脇祖ゆかりの品々が参拝者の目を引く(本会発祥の地・修養道場で)

妙佼殿では、長沼脇祖を偲ぶ品々を展示。ご宝前の間と次の間に、長沼脇祖が使用した油単(ゆたん=たんすを覆う布)、慈悲深く会員を指導する様子を描いた「妙佼殿ご指導の図」、長沼脇祖が修行した日蓮宗大本山小湊誕生寺龍王堂(千葉・鴨川市)の絵、小湊教会所蔵の文机などが並べられている。

「お山」では、庭野開祖、長沼脇祖が執務した室礼(しつらい)を再現。離れ1階に座卓、脇息(きょうそく)、座布団などの調度類が置かれ、物のいのちを大事にした長沼脇祖が何度も染め直して着用した着物が飾られている。離れ1階の廊下には、長沼脇祖が来客や会員に氷を振る舞ったかき氷機を展示。こまやかな心遣いを大事にした長沼脇祖の人柄を伝えている。

草創期の修行の様子を伝える品や写真パネルが展示されている本会発祥の地・修養道場の法座席

ご宝前の間には、年中行事を大切にした長沼脇祖が季節に合わせてしつらえた床の間の飾り(掛け軸、香炉、花器)、長沼脇祖が愛玩したオウムの剝製(はくせい)を展示。また、庭野開祖と長沼脇祖が写真パネルで紹介され、9月からは庭野開祖、長沼脇祖の肖像画が飾られる。

それぞれの展示品は、開館時間内に観覧できる(妙佼殿と「お山」は庭からの見学)。展示期間は、大聖堂3階ホールと同じ12月25日まで。

【あわせて読みたい――関連記事】

長沼妙佼脇祖の生誕130年 大聖堂で記念展示始まる