WCRP/RfP日本委青年部会 『海辺再生』テーマに公開学習会

世界宗教者平和会議(WCRP/RfP)日本委員会青年部会主催の公開学習会が3月10日、神奈川・横浜市の八景島などで開催された。テーマは『ともに支え合う~海辺再生へのDASH!~』。同部会の幹事や立正佼成会を含む加盟9教団の青年ら112人が参加した。

当日は、アマモの移植、再生の取り組みが行われている「海の公園」の磯場を訪れ、NPO法人「海辺つくり研究会」の木村尚事務局長から東京湾の現状について説明を受けた。

木村氏は、かつて水質の汚濁が問題になっていた東京湾は、下水処理技術の向上により改善されたものの、それだけでは海中生物が生息する環境は整わないと指摘。多種多様な生物が再び生息するには、干潟や藻場で海水を浄化する自然のシステムが必要になると解説した。

その上で、「海のゆりかご」と呼ばれるアマモに言及。アマモは光合成によって海中に酸素を供給し、海水を浄化する役割を果たすだけでなく、海の生物のすみかや隠れ家、産卵場所になっていると語り、2002年から同地で取り組むアマモの移植、再生活動を紹介した。地道に活動を続ける中、苗を植える取り組みに加え、参加者が率先してアマモに関するポスターや携帯ストラップを作製するなど、特技を生かしたさまざまな取り組みが生まれたことで、支援の輪が広がっていった過程を詳述し、「東京湾の流域人口約3000万人が、それぞれのできることを考え、取り組むことで海はきれいになる」と語った。

参加者は島内のホテルに移動し、木村氏の話を基にグループディスカッション。続いて質疑応答が行われ、「アマモの増やし方」「外来種の種類」などの質問が挙がった。この中で、「足元の実践として取り組めることは?」という質問を受けた木村氏は、現在の自然は人間の生活と密接な関係にあり、「保護」を名目に何もしないでいると悪化の一途をたどるとし、ごみを拾うなど自らが主体的に考え、行動することが重要と回答した。