人権と諸宗教対話が平和と発展の鍵――バチカン国務省外務局長(海外通信・バチカン支局)

KCRP 三・一独立運動100周年行事に参加を呼び掛け

韓国宗教人平和会議(KCRP)を構成する7宗教の代表者は2月11日、ソウルで記者会見を開き、日本植民地主義からの独立を目指した1919年の「三・一運動」から100周年を記念するさまざまな行事に参加することを、韓国国民に向け「強くアピール」した。同国の聨合ニュースが同日に伝えた。

仏教、プロテスタント教会、カトリック教会の代表者を含む、KCRPの7人の諸宗教指導者は、「三・一運動は、日本植民地主義からの単なる独立運動ではなかった。この運動は、全ての人間が平等であると主張し、人類が共に構築していく新しい世界への希望を表現するものだった」とし、「KCRPは政府や市民グループによって企画される100周年記念行事に積極的に参加する」と表明した。また、7宗教が3月1日正午、寺院や教会の鐘を同時に鳴らし、この記念行事を執り行うことを明らかにした。さらに、KCRPは2月20日、同国北部の都羅山(トラサン)駅で、国内外からの250人の諸宗教指導者や歴史学者の参加を得て、記念の祈禱集会を企画している。ローマ教皇庁外国宣教会の国際通信社「アジアニュース」は15日、韓国と北朝鮮の両政府高官が、三・一運動の100周年記念行事を共に開催していくことについて協議したと伝えた。

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