平成30年度「一食地域貢献プロジェクト」贈呈式 障害者福祉はじめ地域の諸課題解決に励む175団体を支援
立正佼成会一食(いちじき)平和基金運営委員会は平成30年度の計画に基づき、このほど、「一食地域貢献プロジェクト」を実施した。各教会では、この活動に沿って支援が行われている。昨年より、希望する全教会の参加が可能となり、76教会が計175団体に支援した。
同プロジェクトは、「一食を捧げる運動」の浄財の一部を、教会が主体的に活用し、地元の非営利団体への支援を通じて、温かい地域づくりに役立てるもの。その成果を身近に感じ、「一食運動」の輪が広がることも期待されている。
この取り組みに参加する教会はプロジェクト委員会を設置し、「一食運動」の精神や地域の課題を踏まえて「委員会として大切にしたい点」を設定する。例えば、「社会福祉を大切にしたい」とした場合、その観点から包括地域内の情報を収集し、候補となる団体の訪問や活動実績の精査を行って支援先を選定する。
76教会が参加した今回は、障害者・児童福祉分野の支援が大半を占めたほか、子供の貧困や教育の分野の支援を行う団体も多く選ばれた。各教会では昨年10月以降、教会道場に団体の代表を招き、支援金の贈呈式が行われている。
富士教会では今回、支部の一食推進担当者を中心に実行委員会を編成し、「全てのいのちが輝き、安心して暮らせる」地域を目指して活動する団体を支援するとの方針を決定。社会福祉協議会などで情報を収集し、南米からの移住者や一人親の家庭が多い事情を考慮して支援先を選出した。昨年12月1日、同教会道場に「こども食堂富士見台」「クルビンニョ・ド・ブラジル」、NPO法人「ゆめ・まち・ねっと」、社会福祉法人「庵原福祉会さくらワーク」の4団体の代表を招き、支援金が贈呈された。