法輪閣で第十回仏教合唱音楽交流会 9団体が練習の成果を発揮、澄んだ歌声を披露 

「第十回仏教合唱音楽交流会」が9月30日、立正佼成会の法輪閣(東京・杉並区)で行われた。佼成合唱団が出演した。

同交流会は、仏教讃歌をレパートリーに持つ音楽団体が集い、演奏と合唱を披露し合うことが目的。同交流会の前身である「仏教チャリティーコンサート」は昭和58年に、オルガニストで作曲家の故伊藤完夫氏によって企画され、佼成合唱団を含む4団体が参加した。2年後に第2回が行われたが、その後、参加団体のメンバーの減少により休止となった。

平成17年に伊藤氏が逝去した後、同氏の願いに応えて再開の声が上がり、平成21年に名称を改め、第1回の同交流会が行われた。

今年は、佼成合唱団をはじめ、築地本願寺合唱団「楽友会」、大正大学音楽部混声合唱団、成田仏教聖歌合唱団など9団体が参加。聴衆300人を前に、日頃の練習の成果を発揮し、澄んだ歌声を披露した。

混声の佼成合唱団

交流会では、本会理事の澤田晃成総務部部長のあいさつに続き、佼成合唱団による「仏前讃仰」が行われた。次いで、各団体が「四弘誓願(しぐせいがん)」「南無阿弥陀仏をとなふれば」「花」などの仏教讃歌をコーラスした。

最後に、参加者全員で「心妙なる」を大合唱。法輪閣大ホールに歌声が響き渡った。

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