福岡五大祭「風治八幡宮 川渡り神幸祭」に本会田川教会が長年協力

祭りの終わり際には、彦山川に架かる橋の上で2基のみこしの「お別れの儀」が行われる。もともとの祭りにはなかった儀式で、執り行うのは田川教会の会員。翌年の祭りでみこしの再会を約束する儀として田川教会が提案し、20年前から執り行っている。

風治八幡宮川渡り神幸祭

還幸の際、白鳥神社のみこしは最後の休憩地点として田川教会に立ち寄る。今年も教会の入り口から敷地内にみこしがなだれ込むと、笛、鉦(かね)、太鼓が鳴り響き、マトイ、万灯が出迎えた。この後、白鳥神社の宇都宮直崇宮司が法座席で神道の儀礼作法で参拝、最後に会員でお題目を三唱した。

風治八満宮の宇都宮誠宮司は、「地域のために何ができるかを佼成会の皆さんはいつも考えてくれています。地域活性化のためにこれからも協力し合っていきたい」と話す。

「みこしの担ぎ手が不足した時、地域のために協力し合ったことをこの町の人は覚えてくれています」。恩義を重んじる地域性があるからこそ、仏教教団である立正佼成会が神祭に参加できると田川教会渉外部長は受けとめる。

在津賀通教会長は、「約450年の歴史と伝統を持つ祭りに教会を挙げて携われることは有り難い。今後も地域と共にある道場づくりに励みます」と語った。